「100万ドルあたり手数料」の読み方|1ロットあたりの手数料とpipsに換算する方法
「100万ドルあたり手数料」は取引額(米ドル換算)に比例する手数料です。1ロットあたりの片道手数料は「100万ドルあたりの手数料 × 1ロットの取引額(米ドル)÷ 100万」で求め、往復なら2倍にします。1ロットの取引額は通貨ペアと価格で変わるため、同じ料率でも1ロットの手数料は変わります。
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目次
ECN口座やRAW口座などの手数料型の口座では、取引手数料が「1ロットあたり片道○ドル」ではなく、「100万ドルあたり○ドル」(取引額100万米ドルごとの手数料)で表示されていることがあります。この表示のままでは、スタンダード口座のスプレッドや、1ロットあたり表示の他の口座と比べにくくなります。
この記事では、「100万ドルあたり手数料」を1ロットあたりの手数料とpipsに換算する方法を、仮の数値で解説します。
この記事のポイント
- 「100万ドルあたり手数料」は、取引額(米ドル換算)に比例する手数料です
- 1ロットの片道手数料 = 100万ドルあたりの手数料 × 1ロットの取引額(米ドル)÷ 1,000,000
- 1ロットの取引額は、基軸通貨(左側の通貨)と価格で変わります
- 片道か往復か、取引額を新規と決済の両方で数えるかを必ず確認します
- 往復の手数料を1pipの価値で割ると、スプレッドと同じpipsの単位で比べられます
結論:1ロットあたりに換算する式
1ロットの片道手数料 = 100万ドルあたりの手数料 × 1ロットの取引額(米ドル換算)÷ 1,000,000
1ロットの往復手数料 = 片道手数料 × 2(新規と決済の両方に片道分がかかる場合)
pips換算 = 往復手数料 ÷ 1ロットあたりの1pipの価値
1ロットの取引額と、片道・往復の区別が正しく押さえられれば、あとは掛け算と割り算だけです。
1ロットの取引額は通貨ペアで変わる
1ロット(10万通貨)は、基軸通貨(通貨ペアの左側の通貨)を10万単位取引することです。「100万ドルあたり」の手数料は米ドル換算の取引額に対してかかるため、基軸通貨によって1ロットの取引額が変わります。
| 通貨ペア | 1ロットの中身 | 米ドル換算の取引額 |
|---|---|---|
| USD/JPY、USD/CHF など | 10万米ドル | 100,000ドル(価格に関係なく一定) |
| EUR/USD、EUR/JPY など | 10万ユーロ | 10万 × ユーロの対ドル価格 |
| GBP/USD、GBP/JPY など | 10万ポンド | 10万 × ポンドの対ドル価格 |
| AUD/USD など | 10万豪ドル | 10万 × 豪ドルの対ドル価格 |
たとえば、EUR/USDが1.10なら1ロットの取引額は110,000ドル、1.20なら120,000ドルです。同じ「100万ドルあたり30ドル」でも、ユーロ高になれば1ロットの手数料は上がります。基軸通貨が米ドルの通貨ペア(USD/JPYなど)は、1ロットの取引額が常に10万ドルです。

通貨ペア別の計算例
次の数値はすべて説明用の仮の数値です。100万ドルあたり片道30ドル、価格はEUR/USD 1.10、GBP/USD 1.30、AUD/USD 0.65、USD/JPY 150とします。
| 通貨ペア(仮の価格) | 1ロットの取引額 | 片道 | 往復 | pips換算 |
|---|---|---|---|---|
| EUR/USD(1.10) | 110,000ドル | 3.30ドル | 6.60ドル | 6.60 ÷ 10 = 0.66pips |
| GBP/USD(1.30) | 130,000ドル | 3.90ドル | 7.80ドル | 7.80 ÷ 10 = 0.78pips |
| AUD/USD(0.65) | 65,000ドル | 1.95ドル | 3.90ドル | 3.90 ÷ 10 = 0.39pips |
| USD/JPY(150) | 100,000ドル | 3.00ドル | 6.00ドル | 6.00 ÷ 約6.67 = 約0.90pips |
USD/JPYの1pipの価値は1,000円なので、1ドル=150円なら約6.67ドルです。1pipの価値が小さい通貨ペアでは、同じ金額の手数料でもpips換算は大きくなります。1pipの価値の求め方はFXの取引コストの計算方法で解説しています。
確認したい3つのポイント
「100万ドルあたり」の表示は、ブローカーによって意味が少しずつ違うことがあります。換算する前に、次の3点を公式の手数料表で確認しましょう。
- 片道か往復か:「100万ドルあたり片道30ドル」なのか「往復で30ドル」なのかで、1ロットの手数料は2倍違います
- 取引額を新規と決済の両方で数えるか:新規と決済のそれぞれで取引額を数える方式なら、1往復で取引額は2倍になります。上の計算例はこの方式(片道ごとに課金)を前提にしています
- 口座通貨が米ドル以外の場合の扱い:口座通貨がユーロや円の場合、手数料をどのレートで口座通貨に換算するかはブローカーの規定によります
片道・往復の違いによる誤解は多いので、手数料型の口座を比べるときは、すべて「1ロットあたりの往復手数料」にそろえてから比べるのがおすすめです。
1ロットあたりの表示から逆算する
反対に、「1ロットあたり片道3.5ドル」と表示されている口座を、100万ドルあたりに換算することもできます。
100万ドルあたりの手数料 = 1ロットの片道手数料 ÷ 1ロットの取引額(米ドル)× 1,000,000
EUR/USDが1.10のとき、3.5 ÷ 110,000 × 1,000,000 ≈ 31.8ドル(100万ドルあたり片道)です。USD/JPYなら 3.5 ÷ 100,000 × 1,000,000 = 35ドル です(仮の数値)。1ロットあたり固定の手数料は、通貨ペアによって100万ドルあたりの料率に直すと差が出ることがわかります。
スプレッドと合わせて合計コストで比べる
手数料型の口座は、スプレッドが狭い代わりに手数料がかかります。口座を比べるときは、1往復の合計コスト = スプレッド + 往復手数料(pips換算) にそろえて比べます。
たとえば、手数料型の口座でスプレッド0.2pips、往復手数料0.66pips(上のEUR/USDの例)なら合計0.86pipsで、スプレッド1.2pipsのスタンダード口座より0.34pips小さい計算です(仮の数値)。口座タイプごとの損益分岐はスタンダード口座とECN口座の損益分岐、キャッシュバックを含めた比較はキャッシュバック込みの2業者の総コスト比較をご覧ください。
CB-Dogsのキャッシュバックについて
CB-Dogsのキャッシュバックの還元率は、口座タイプごとに1ロットあたりで表示しています。手数料を1ロットあたりに換算しておくと、キャッシュバックを差し引いた実質コストを同じ単位で比べられます。キャッシュバックは、ブローカーからCB-Dogsに報酬が支払われたあとで残高に反映され、確認期間(XMは反映から7日)を過ぎると出金できます。XMの場合、取引から出金可能になるまでの目安はおよそ3〜4週間です(保証ではなく目安です)。出金はUSDT(TRC20)で最低10 USDTから、1回の出金が50 USDT未満なら3 USDTの手数料、50 USDT以上なら無料です。
ご自分の取引量での受取額はキャッシュバック計算機で試算できます。口座タイプごとの最新の還元率は次の表で確認できます。
| 口座タイプ | 還元額 / ロット (USDT) |
|---|---|
| スタンダード手数料無料のスプレッド型口座です。 | 9.0 |
| マイクロ還元額は、マイクロロット10万通貨相当あたりで計算されます(スタンダードと同じロット単価を、マイクロロットの単位に換算したものです)。 | 9.0 |
| ウルトラローよりタイトなスプレッドの、手数料無料口座です。 | 3.0 |
| KIWAMI極一部地域で提供される、スプレッドをさらに抑えた口座タイプです。 | 6.0 |
| ゼロ手数料型口座です。還元額はスプレッドとは別に上乗せでお支払いするもので、お客様が支払う取引手数料には影響しません。 | 4.5 |
暫定レート
よくある質問
通貨ペアと価格によって変わります。基軸通貨が米ドルの通貨ペアなら1ロットの取引額は10万ドルなので、片道3ドルです。EUR/USDが1.10なら取引額は11万ドルで、片道3.30ドルになります(片道課金の場合)。
まとめ
「100万ドルあたり手数料」は、米ドル換算の取引額に比例する手数料です。1ロットの片道手数料は「料率 × 1ロットの取引額 ÷ 100万」で求め、往復なら2倍、pipsにするなら1pipの価値で割ります。1ロットの取引額は基軸通貨と価格で変わるため、同じ料率でも通貨ペアごとに手数料は異なります。片道・往復の区別を確認し、スプレッドと合わせた1往復の合計コストで口座を比べましょう。ご利用の条件は対象となる方・対象外の国で確認できます。
リスク警告: FX・CFD 取引には元本を失う高いリスクがあります。キャッシュバックは取引損失を補うものではありません。本記事は投資助言ではありません。
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