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海外在住者が知っておきたいUSDT・ステーブルコインの基礎|仕組み・種類・リスクと使うときの注意点

USDTは、発行会社の準備資産を裏付けに1米ドル前後で取引されるよう設計されたステーブルコインで、TRONなど複数のネットワークで発行されています。米ドルや銀行預金そのものではないため、価格のずれや送金ミスなどのリスクを理解し、受け取りと換金の手段として使うのが基本です。

CB-Dogs編集部約8分で読めます

開示: CB-Dogsは、当サイト経由で開設・紐づけされた口座について、提携ブローカーから受け取る広告宣伝費(紹介報酬、IB報酬)の一部を、キャッシュバックとしてお客様に還元しています(ポイントサイトと同じ仕組みです)。お客様の取引コストが増えることはありません。

目次
  1. 結論:USDTを使う前に押さえたい3つのこと
  2. ステーブルコインとは
  3. USDTの特徴
  4. 同じUSDTでもネットワークが複数ある
  5. 海外在住者がUSDTを使う場面
  6. 知っておきたい5つのリスク
  7. USDTを使うときの基本ルール
  8. CB-Dogsのキャッシュバックについて
  9. よくある質問
  10. まとめ

海外に住んでいると、日本の銀行口座や現地の銀行を使った国際送金は、手数料や日数、書類の面で手間がかかりがちです。その代わりの手段としてよく名前が挙がるのが、USDT(テザー)などのステーブルコインです。FXキャッシュバックの受け取りにUSDTを使うサービスも増えています。

一方で、「暗号資産なのに価格が安定しているのはなぜ?」「米ドルと同じだと思っていいの?」という疑問を持ったまま使っている方も少なくありません。この記事では、ステーブルコインの仕組みと種類、USDTの特徴、知っておきたいリスク、使うときの注意点を、特定の取引所やウォレットに限らない一般論として解説します。駐在・現地採用でこれからFXを始める方が事前に確認しておきたいことは駐在・現地採用でFXを始める前にでまとめています。

この記事のポイント

  • ステーブルコインは、米ドルなどの法定通貨に価格が連動するように設計された暗号資産です
  • USDTは発行会社が保有する準備資産を裏付けにした「法定通貨担保型」で、1 USDT = 1米ドル前後で取引されます
  • 同じUSDTでも、TRON(TRC20)・イーサリアム(ERC20)など発行されているネットワークが複数あり、送受信は同じネットワーク同士で行います
  • 米ドルそのものや銀行預金ではなく、価格の一時的なずれ・発行会社のリスク・アドレスの凍結・送金ミスのリスクがあります
  • 暗号資産の扱い(規制・税金)はお住まいの国によって異なるため、使う前に確認が必要です

結論:USDTを使う前に押さえたい3つのこと

  1. USDTは「米ドルに連動するように設計されたトークン」で、米ドルそのものではない。通常は1ドル前後で取引されますが、保証された価格ではありません
  2. USDTを送るときは「どのネットワークか」を必ず合わせる。同じUSDTでも、TRC20とERC20では送受信できません
  3. 長く大きな金額を置いておく場所ではなく、受け取りと換金のための「通り道」として使うと、リスクを抑えやすくなります

ステーブルコインとは

ステーブルコインは、価格が安定するように設計された暗号資産です。ビットコインのように価格が大きく動くものとは違い、米ドルなどの法定通貨と1対1に近い価格で取引されることを目指しています。

価格を安定させる仕組みによって、大きく3つの種類に分けられます。

ステーブルコインの主な種類。法定通貨担保型は発行会社が現金や短期国債などの準備資産を保有し、USDTやUSDCが代表例。暗号資産担保型は他の暗号資産を担保として預け入れる仕組み。アルゴリズム型は担保ではなく供給量の調整で価格を保とうとする仕組みで、過去に価格の維持に失敗した例がある
仕組みごとにリスクの性質が違います。USDTは法定通貨担保型に分類されます。
種類価格を保つ仕組み主なリスク
法定通貨担保型発行会社が現金・短期国債などの準備資産を保有し、発行量に見合う資産を持つ発行会社の信用・準備資産の中身・規制
暗号資産担保型他の暗号資産を、発行額より多めに担保として預ける担保の暗号資産の急落・プログラムの不具合
アルゴリズム型担保ではなく、供給量の増減などの仕組みで価格を保とうとする信頼が崩れると価格の維持に失敗しやすい

アルゴリズム型の中には、過去に価格が1ドルから大きく崩れ、元に戻らなかった例もあります。「ステーブル(安定)」という名前だけで、どれも同じように安全だと考えないことが大切です。

USDTの特徴

USDTは、テザー社(Tether)が発行する法定通貨担保型のステーブルコインで、流通量が最も大きいステーブルコインの一つです。

  • 価格:1 USDT = 1米ドル前後で取引されるように設計されています。発行会社は、発行量に見合う準備資産(現金、短期の米国債など)を保有していると説明しています
  • 発行と償還:発行会社との直接の発行・償還は、主に大口の事業者などが行うもので、個人が1 USDTを1ドルに直接換える場面は多くありません。個人は取引所などで売買するのが一般的です
  • 情報開示:準備資産の内訳は、発行会社が定期的に公表する報告書で確認できます

代表的な法定通貨担保型のステーブルコインとして、USDTのほかにUSDC(米国のサークル社が発行)があります。発行会社、準備資産の開示の方法、対応しているネットワーク、取引所での扱いがそれぞれ違います。どちらを使うかは、受け取り・換金に使うサービスが対応しているかで決まることがほとんどです。

同じUSDTでもネットワークが複数ある

USDTは、1つのブロックチェーンだけでなく、複数のネットワーク(ブロックチェーン)上で発行されています。

同じUSDTでも発行されているネットワークが複数ある図。TRON上のUSDTはTRC20でアドレスはTで始まる。イーサリアム上はERC20で0xで始まる。BNBスマートチェーン上はBEP20で0xで始まる。送る側と受け取る側のネットワークを合わせる必要がある
ERC20とBEP20はアドレスの形が同じ(0xで始まる)ため、形だけでネットワークを判断できない点に注意が必要です。
ネットワーク規格の呼び方アドレスの形送金時の手数料の払い方
TRONTRC20Tで始まる34文字エネルギー・帯域幅、またはTRX
イーサリアムERC200xで始まるETH(ガス代)
BNBスマートチェーンBEP200xで始まるBNB

大切なのは、送る側と受け取る側が同じネットワークを使うことです。ネットワークを間違えると、資金が届かなかったり、取り戻せなくなったりすることがあります。ネットワークごとの違いと選び方はUSDT(TRC20)の受け取りとネットワークの選び方で解説しています。

海外在住者がUSDTを使う場面

海外在住者にとって、USDTは次のような場面で使われます。

  • 国をまたいだ受け取り:銀行の国際送金に比べ、日数や中継銀行の手数料を気にせずに受け取れることがあります
  • FXキャッシュバックなどの受け取り:サービスによっては、受け取り方法をUSDTに限定しています。取引そのもののコストは通貨ペアによって異なるため、あわせて通貨ペア別スプレッドコスト早見表で確認しておくと安心です
  • 現地通貨への換金:受け取ったUSDTを、取引所などで現地通貨に換えて生活費に使います。換金の流れとコストはUSDTを現地通貨に換金する方法と注意点で整理しています

ただし、暗号資産の保有・売買・受け取りに関するルールは国によって大きく異なります。お住まいの国で利用できる取引所や換金の手段、税金の扱いを、使う前に確認してください。なお、価格が変動しないよう設計されたUSDTと、FX口座で取引する仮想通貨CFD(ビットコインなど)はまったく別物です。仮想通貨CFDの取引コストは仮想通貨(暗号資産)CFDの取引コストの基礎で解説しています。一時的に日本へ帰国している間の取引やキャッシュバックの扱いは一時帰国中のFX取引とキャッシュバックで解説しています。

USDTの基本を説明するCB-Dogsの柴犬マスコット
USDTは便利な「通り道」ですが、米ドルの預金と同じではありません。

知っておきたい5つのリスク

リスク内容備え方
価格のずれ(ディペッグ)市場の混乱時などに、1ドルから一時的に外れて取引されることがある長期間・大きな金額を置きっぱなしにしない
発行会社・準備資産発行会社の信用や準備資産の中身に問題が生じると、価格や換金に影響する公表されている情報に目を通す。一か所に集中させない
アドレスの凍結発行会社は、不正に関わるとされたアドレスのUSDTを凍結できる仕組みを持っている出どころの分からないUSDTを受け取らない。知らない相手と取引しない
取引所・保管先取引所の破綻や出金停止、ウォレットの秘密鍵の紛失・流出自分で管理するウォレットの基本を守る。取引所に置きっぱなしにしない
送金ミス・詐欺ネットワークやアドレスの間違い、なりすまし・アドレスポイズニング少額のテスト送金、全桁の確認

主要なステーブルコインでも、過去に市場の混乱をきっかけに一時的に1ドルを下回った例があります。多くは短期間で戻っていますが、戻ることが保証されているわけではありません。また、銀行預金のような預金保険の対象でもありません。

詐欺や送金ミスの防ぎ方はUSDTの安全な管理で詳しく解説しています。

USDTを使うときの基本ルール

  • ウォレットは自分で管理し、シードフレーズは誰にも教えない。紙などオフラインで保管します。受け取り用ウォレットの設定はウォレット設定ガイドをご覧ください
  • 送る前にネットワークとアドレスを確認する。はじめての送金先には少額でテストします
  • 受け取ったら、必要な分をこまめに換金する。生活費に使う予定のUSDTを長く置いておくと、価格のずれや保管のリスクを抱えることになります
  • 記録を残す。受け取った日・金額・トランザクションID・換金したレートを残しておくと、税金の申告や問い合わせに役立ちます。キャッシュバックの記録と確定申告の一般論もご覧ください
  • 「USDTで高利回り」「USDTを預ければ毎日増える」という勧誘には近づかない。元本を失う事例が多い分野です

CB-Dogsのキャッシュバックについて

  • CB-Dogsのキャッシュバックの支払いはUSDT(TRC20)のみです。受け取りに手数料はかからず、TRXも不要です。TRONのアドレスはTで始まる34文字です
  • 最低出金額は10 USDTで、1回の出金が50 USDT未満なら3 USDTの手数料、50 USDT以上なら無料です
  • キャッシュバックは、紐づけが確認された口座の決済済みの取引量(ロット数)をもとに計算され、ブローカーからCB-Dogsに報酬が支払われたあとで残高に反映されます。反映後、ブローカーごとの確認期間(XMは反映から7日)を過ぎると出金できます。XMの場合、取引から出金可能になるまでの目安はおよそ3〜4週間です(保証ではなく目安です)
  • 出金先のアドレスを変更すると、安全のため24時間は出金できません

受け取りの流れは海外在住者がFXキャッシュバックをUSDTで受け取る方法で解説しています。口座タイプごとの最新の還元率は次の表で確認できます。

口座タイプ還元額 / ロット (USDT)
スタンダード手数料無料のスプレッド型口座です。9.0
マイクロ還元額は、マイクロロット10万通貨相当あたりで計算されます(スタンダードと同じロット単価を、マイクロロットの単位に換算したものです)。9.0
ウルトラローよりタイトなスプレッドの、手数料無料口座です。3.0
KIWAMI極一部地域で提供される、スプレッドをさらに抑えた口座タイプです。6.0
ゼロ手数料型口座です。還元額はスプレッドとは別に上乗せでお支払いするもので、お客様が支払う取引手数料には影響しません。4.5

暫定レート

よくある質問

保証はありません。USDTは1米ドル前後で取引されるように設計されていますが、個人が売るときのレートは取引所の価格や手数料で決まり、市場の混乱時には1ドルから一時的に外れることもあります。

まとめ

USDTは、発行会社の準備資産を裏付けに1米ドル前後で取引されるように設計された、法定通貨担保型のステーブルコインです。国をまたいだ受け取りや送金に便利な一方で、米ドルそのものや銀行預金ではなく、価格のずれ、発行会社や保管先のリスク、凍結の仕組み、送金ミスのリスクがあります。ネットワークを必ず合わせること、ウォレットを自分で管理すること、必要な分をこまめに換金して記録を残すことを基本にしましょう。ご利用の条件は対象となる方・対象外の国で確認できます。

リスク警告: FX・CFD 取引には元本を失う高いリスクがあります。キャッシュバックは取引損失を補うものではありません。本記事は投資助言ではありません。

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