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海外FXの必要証拠金・証拠金維持率・ロスカットの計算方法|ドル建て口座の計算例つき

海外FXの必要証拠金、有効証拠金、証拠金維持率、ロスカットまでの値幅を、口座通貨が米ドルの場合の計算例で解説。EUR/USD・USD/JPY・EUR/JPYで必要証拠金の計算が違う理由、ロット数ごとの余裕の違い、ゼロカットの一般的な考え方もまとめます。

CB-Dogs編集部約7分で読めます

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目次
  1. 結論:4つの計算式で「あと何pips」がわかる
  2. 必要証拠金の計算
  3. 有効証拠金と証拠金維持率
  4. ロスカットまでの値幅を計算する
  5. ロスカットの注意点
  6. 海外在住者ならではのポイント:口座通貨と生活通貨
  7. キャッシュバックと証拠金の関係
  8. あわせて読みたい
  9. よくある質問
  10. まとめ

海外FXは高いレバレッジで取引できる一方で、証拠金維持率が一定の水準まで下がると、ポジションが自動的に決済されるロスカットの仕組みがあります。「あと何pips逆に動いたらロスカットになるのか」を自分で計算できれば、ロット数の決め方もずっと具体的になります。

日本語の解説は円建て口座を前提にしたものが多いですが、海外在住の方は口座通貨を米ドルにしているケースも多いはずです。この記事では、米ドル建て口座を前提に、必要証拠金からロスカットまでの計算を順番に解説します。

結論:4つの計算式で「あと何pips」がわかる

証拠金まわりの4つの計算式。必要証拠金、有効証拠金、証拠金維持率、ロスカットまでの値幅と、それぞれの計算例
口座通貨が米ドル、EUR/USD = 1.10、レバレッジ500倍の仮の例です。
  1. 必要証拠金 = 取引数量 × 口座通貨への換算レート ÷ レバレッジ
  2. 有効証拠金 = 残高 ± 含み損益(スワップなどを含む)
  3. 証拠金維持率(%) = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
  4. ロスカットまでの値幅(pips) =(有効証拠金 − 必要証拠金 × ロスカット水準)÷(1pipの価値 × ロット数)

ロスカットやマージンコール(警告)の水準、計算の細かい扱いはブローカーごとに異なります。以下の数値はすべて説明用の仮のものです。

必要証拠金の計算

必要証拠金は、ポジションを持つために口座に確保される金額です。取引額 ÷ レバレッジ で計算し、口座通貨(ここでは米ドル)に換算します。

前提:1ロット = 10万通貨、口座通貨は米ドル、レバレッジ500倍(仮)。

通貨ペア取引額(ドル換算)1ロットの必要証拠金
EUR/USD(1.10)100,000ユーロ × 1.10 = 110,000ドル110,000 ÷ 500 = 220ドル
USD/JPY100,000ドル(基軸通貨が米ドル)100,000 ÷ 500 = 200ドル
EUR/JPY(EUR/USD 1.10)100,000ユーロ × 1.10 = 110,000ドル110,000 ÷ 500 = 220ドル

ポイントは、必要証拠金は通貨ペアの左側の通貨(基軸通貨)で決まることです。USD/JPYは基軸通貨が米ドルなので、ドル建て口座ではレートに関係なく10万ドルが取引額になります。EUR/JPYは円のレートではなく、ユーロを米ドルに直したレートで計算します。

有効証拠金と証拠金維持率

有効証拠金は、口座残高に、保有中のポジションの含み損益(スワップなども含む)を加えた金額です。含み損が増えるほど、有効証拠金は減っていきます。

証拠金維持率は、有効証拠金が必要証拠金の何%あるかを示す数字です。

証拠金維持率(%)= 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100

計算例(仮の数値)

  • 口座残高:1,000ドル
  • EUR/USDを1ロット買い(必要証拠金220ドル)
  • 1pip = 10ドル(1ロット)
  • スプレッドとスワップは計算に含めない

新規注文の直後は含み損益がゼロなので、証拠金維持率は 1,000 ÷ 220 × 100 ≒ 455% です。ここから価格が逆に動くと、1pipごとに10ドルずつ有効証拠金が減っていきます。

残高1,000ドルでEUR/USD 1ロットを持った場合、新規直後の維持率約455%から、89pips逆行で50%、95.6pips逆行で20%まで下がる流れ
マージンコール50%・ロスカット20%は仮の水準です。実際の水準はブローカーの規約で確認してください。
状態含み損有効証拠金証拠金維持率
新規注文の直後0ドル1,000ドル約455%
50pips逆行500ドル500ドル約227%
89pips逆行890ドル110ドル50%(マージンコールの例)
95.6pips逆行956ドル44ドル20%(ロスカットの例)

ロスカットまでの値幅を計算する

ロスカットになるのは、有効証拠金が「必要証拠金 × ロスカット水準」まで減ったときです。そこまでに耐えられる含み損を、1pipの価値で割れば値幅が出ます。

ロスカットまでの値幅(pips)=(有効証拠金 − 必要証拠金 × ロスカット水準)÷(1pipの価値 × ロット数)

上の例では、(1,000 − 220 × 0.2)÷(10 × 1)= 956 ÷ 10 = 95.6pips です。

ロット数を変えると余裕はどう変わる?

同じ残高1,000ドル・レバレッジ500倍・ロスカット水準20%(仮)で、EUR/USDのロット数を変えてみます。

ロット数必要証拠金1pipの価値ロスカットまでの値幅実効レバレッジ
1ロット220ドル10ドル約96pips約110倍
0.5ロット110ドル5ドル約196pips約55倍
0.1ロット22ドル1ドル約996pips約11倍

実効レバレッジは、保有しているポジションの取引額 ÷ 有効証拠金で計算します(1ロットなら 110,000 ÷ 1,000 = 110倍)。口座に設定された最大レバレッジではなく、実際にどれだけのポジションを持っているかを示す数字で、リスクの大きさを考えるうえではこちらのほうが重要です。

表からわかるように、ロスカットまでの値幅は主に「有効証拠金 ÷(1pipの価値 × ロット数)」で決まります。最大レバレッジが高い口座では必要証拠金は小さくなりますが、同じロット数なら1pipあたりの損益は変わりません。レバレッジが高いから安全、というわけではない点に注意してください。

USD/JPYの場合は1pipの価値がレートで変わる

ドル建て口座でUSD/JPYを取引する場合、1pipの価値は1ロットあたり1,000円で、米ドルに直すとドル円のレートによって変わります。1ドル = 150円なら 1,000 ÷ 150 ≒ 6.67ドルです。残高1,000ドル、1ロット(必要証拠金200ドル)、ロスカット水準20%(仮)なら、(1,000 − 200 × 0.2)÷ 6.67 ≒ 約144pips が目安です。

ロスカットの注意点

  • スプレッドの拡大でもロスカットに近づく:買いポジションは売値で評価されるため、スプレッドが広がると価格が動かなくても含み損が増えます。経済指標の発表前後や市場参加者が少ない時間帯は特に注意が必要です。スプレッドの基本はFXの取引コスト(スプレッド・手数料)の計算方法で解説しています
  • スワップも有効証拠金に影響する:ポジションを長く持つと、スワップの支払いで少しずつ有効証拠金が減ることがあります
  • レバレッジが変わることがある:ブローカーによっては、口座残高の大きさ、銘柄、週末や重要指標の前後などに応じて、適用されるレバレッジを制限することがあります。レバレッジが下がると必要証拠金が増え、維持率が下がります
  • マイナス残高の扱い(ゼロカット):多くの海外ブローカーは、ロスカットが間に合わずに残高がマイナスになった場合、それをゼロに戻す仕組みを設けています。ただし、適用の条件や対象外になるケースはブローカーの規約によって異なります

海外在住者ならではのポイント:口座通貨と生活通貨

口座通貨を米ドルにしている場合、証拠金も損益も米ドルで計算されます。一方で、タイ・シンガポール・フィリピン・ベトナム・オーストラリアなどで現地通貨を使って生活している方にとっては、現地通貨で見た口座の価値は、取引の損益とは別に為替レートでも変わります。

たとえば取引で損益がゼロでも、米ドルが現地通貨に対して下がれば、現地通貨で見た残高は減ります。ロスカットの計算は口座通貨(米ドル)で行い、生活資金としての価値は現地通貨で考える、と分けて把握しておくと混乱しません。入出金時の通貨換算のコストは海外在住者の入出金の注意点で解説しています。

説明するポーズのCB-Dogsの柴犬マスコット
「最大レバレッジ」ではなく「実効レバレッジ」と「ロスカットまでの値幅」でリスクを考えましょう。

キャッシュバックと証拠金の関係

キャッシュバックは、決済済みの取引量に応じて取引コストの一部が戻ってくる仕組みで、証拠金維持率やロスカットの計算には関係しません。CB-Dogsのキャッシュバックは、ブローカーの口座ではなくUSDT(TRC20)で受け取るため、口座の有効証拠金が増えることもありません。

  • キャッシュバックは、ブローカーからCB-Dogsに報酬が支払われたあとで残高に反映されます
  • 反映後、ブローカーごとの確認期間(XMは反映から7日)を過ぎると出金できます。XMの場合、取引から出金可能になるまでの目安はおよそ3〜4週間です(保証ではなく目安です)
  • 支払いはUSDT(TRC20)のみ。最低出金額は10 USDTで、1回の出金が50 USDT未満なら3 USDTの手数料、50 USDT以上なら無料です

口座タイプごとの還元率は次の表で確認できます。

口座タイプ還元額 / ロット (USDT)
スタンダード手数料無料のスプレッド型口座です。9.0
マイクロ還元額は、マイクロロット10万通貨相当あたりで計算されます(スタンダードと同じロット単価を、マイクロロットの単位に換算したものです)。9.0
ウルトラローよりタイトなスプレッドの、手数料無料口座です。3.0
KIWAMI極一部地域で提供される、スプレッドをさらに抑えた口座タイプです。6.0
ゼロ手数料型口座です。還元額はスプレッドとは別に上乗せでお支払いするもので、お客様が支払う取引手数料には影響しません。4.5

暫定レート

あわせて読みたい

よくある質問

一律の安全ラインはありません。大切なのは、維持率の数字よりも「ロスカットまで何pipsの余裕があるか」です。この記事の計算式で、自分の残高とロット数でロスカットまでの値幅を計算し、普段の値動きや経済指標の発表時の変動と比べて判断してください。

まとめ

必要証拠金・有効証拠金・証拠金維持率・ロスカットまでの値幅の4つの式を使えば、「あと何pips逆に動いたらロスカットか」を自分で計算できます。リスクの大きさを決めるのは最大レバレッジではなく、残高に対するロット数(実効レバレッジ)です。取引コストの面では、キャッシュバック計算機で戻ってくる額の目安を確認できます。ご利用の条件は対象となる方・対象外の国で確認できます。

リスク警告: FX・CFD 取引には元本を失う高いリスクがあります。キャッシュバックは取引損失を補うものではありません。本記事は投資助言ではありません。

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