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FXのロット数は損切り幅から決める|許容損失額からの計算式と早見表(ドル建て口座の例つき)

「口座残高の何%まで」という許容損失額と損切り幅(pips)から、取引するロット数を計算する方法を解説。ドル建て口座でのEUR/USD・USD/JPY・EUR/GBPの計算例、スプレッドを含めた考え方、早見表、よくある間違いまで、海外在住者向けにまとめます。

CB-Dogs編集部約8分で読めます

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目次
  1. 結論:ロット数は3ステップで決まる
  2. 前提と用語
  3. ステップ1:許容損失額を決める
  4. ステップ2:1ロットあたりの損失額を計算する
  5. ステップ3:ロット数を計算する
  6. スプレッドとスリッページも含めて考える
  7. 早見表:許容損失額と損切り幅から見るロット数
  8. 逆算:決まったロット数で、損切り幅は何pipsまで置けるか
  9. 証拠金との関係:レバレッジは損失額を変えない
  10. よくある間違い
  11. キャッシュバックとの関係
  12. CB-Dogsのキャッシュバックについて
  13. よくある質問
  14. まとめ

「今回は何ロットで入ればいいのか」。この問いに、なんとなくの感覚で答えていないでしょうか。取引量を毎回気分で決めていると、損切りに1回かかっただけで口座の大きな割合を失うことがあります。

取引量は、「1回の取引でいくらまでなら失ってもよいか」(許容損失額)と、「どこで損切りするか」(損切り幅)から逆算して決めるのが基本です。日本語の解説は円建ての口座を前提にしたものが多いため、この記事では海外のブローカーで一般的な米ドル建ての口座を例に、計算式と具体例、早見表を紹介します。

結論:ロット数は3ステップで決まる

損切り幅からロット数を決める3ステップ。1 許容損失額=口座残高×許容割合(2,000ドル×2%=40ドル)、2 1ロットあたりの損失額=損切り幅×1pipの価値(25pips×10ドル=250ドル)、3 ロット数=1÷2(40÷250=0.16ロット)
口座通貨が米ドル、EUR/USD、1ロット=10万通貨の仮の例です。
  1. 許容損失額 = 口座残高 × 1回あたりの許容割合
  2. 1ロットあたりの損失額 = 損切り幅(pips)× 1ロットあたりの1pipの価値
  3. ロット数 = 許容損失額 ÷ 1ロットあたりの損失額(ブローカーの最小単位に合わせて切り捨て)

この式で決まるのは「損切りにかかったときの損失額」です。レバレッジは、損失額ではなく必要な証拠金の額に関係する点を先に押さえておきましょう。

前提と用語

この記事の計算は、次の前提で行います。

  • 1ロット = 10万通貨(標準ロット)。1ロット = 1,000通貨などの口座では、同じ金額でもロット数の表示が100倍になります
  • 口座通貨は米ドル
  • 1pipは、ドル・ユーロなどの通貨ペアで0.0001、円が後ろにつく通貨ペアで0.01
  • 為替レート・スプレッドなどの数値はすべて説明用の仮のもの

「1回あたりの許容割合」は、口座残高の1〜2%程度を目安にする考え方がよく紹介されます。ただし何%が適切かは、資金の性質や取引スタイル、経験によって変わるため、この記事ではあくまで計算の例として2%を使います。

ステップ1:許容損失額を決める

許容損失額 = 口座残高 × 1回あたりの許容割合

口座残高が2,000ドルで、1回の取引で失ってもよい割合を2%とすると、許容損失額は 2,000 × 0.02 = 40ドル です。

海外在住の方は、生活費は現地通貨、取引口座は米ドルという方が多いと思います。許容損失額は口座通貨(米ドル)で決めると計算がぶれません。現地通貨で「いくらまで」と考える場合は、その時点の為替レートで米ドルに直してから使います。

ステップ2:1ロットあたりの損失額を計算する

1ロットあたりの損失額 = 損切り幅(pips)× 1ロットあたりの1pipの価値

ここで大事なのが「1pipの価値」です。通貨ペアによって違い、口座通貨に換算して使います。

1pipの価値(口座通貨)= 1pipの大きさ × 取引数量(通貨)× 決済通貨から口座通貨への換算レート

決済通貨とは、通貨ペアの後ろ側の通貨(EUR/USDならUSD、USD/JPYならJPY)です。米ドル建て口座での1ロットあたりの目安は次のとおりです。

通貨ペアのタイプ例1ロットあたりの1pipの価値(米ドル建て口座)
USDが後ろEUR/USD、GBP/USD、AUD/USD10ドル(固定)
円が後ろUSD/JPY、EUR/JPY1,000円 ÷ USD/JPYのレート(150円なら約6.67ドル)
USDが前・円以外が後ろUSD/CHF、USD/CAD10 ÷ そのペアのレート(USD/CHFが0.80なら12.5ドル)
USDを含まないクロスEUR/GBP10ポンド × GBP/USDのレート(1.30なら13ドル)

USDが後ろにつく通貨ペア以外は、レートが動くと1pipの価値も変わります。取引のたびに、その時点のレートで計算し直すのが確実です。

ゴールド(XAU/USD)は、ブローカーによってpipsの定義や1ロットのオンス数が異なるため、pipsではなく「価格差(ドル)× 取引数量」で計算するほうが間違えにくくなります。詳しくはゴールドの1ロット・pips・取引コストの計算方法をご覧ください。

ステップ3:ロット数を計算する

ロット数 = 許容損失額 ÷ 1ロットあたりの損失額

例1:EUR/USD、損切り幅25pips

  • 許容損失額:40ドル
  • 1ロットあたりの損失額:25 × 10 = 250ドル
  • ロット数:40 ÷ 250 = 0.16ロット

例2:USD/JPY、損切り幅30pips(1ドル=150円)

  • 1ロットあたりの1pipの価値:1,000 ÷ 150 ≒ 6.67ドル
  • 1ロットあたりの損失額:30 × 6.67 ≒ 200ドル
  • ロット数:40 ÷ 200 = 0.20ロット

例3:EUR/GBP、損切り幅20pips(GBP/USD=1.30)

  • 1ロットあたりの1pipの価値:10 × 1.30 = 13ドル
  • 1ロットあたりの損失額:20 × 13 = 260ドル
  • ロット数:40 ÷ 260 ≒ 0.1538 → 0.15ロット(切り捨て)

計算結果は、ブローカーの最小取引単位(多くは0.01ロット)に合わせて切り捨てます。切り上げると、損切りにかかったときの損失が許容額を超えてしまいます。

スプレッドとスリッページも含めて考える

上の計算は、「損切り価格ちょうどで決済できる」前提です。実際には、次の分だけ損失が大きくなります。

  • スプレッド:買いは売値(Ask)で入り、決済は買値(Bid)で行うため、スプレッドの分だけ最初から不利な位置にいます
  • スリッページ:逆指値は指定価格に達したあとで成行として執行されるのが一般的で、値動きが速いと指定より不利な価格で約定します

慎重に計算するなら、損切り幅にスプレッドと想定スリッページを足しておきます。例1で、スプレッド1.6pipsを足すと:

  • 1ロットあたりの損失額:(25 + 1.6)× 10 = 266ドル
  • ロット数:40 ÷ 266 ≒ 0.150 → 0.15ロット

取引コスト全般の計算はFXの取引コスト(スプレッド・手数料)の計算方法もあわせてご覧ください。

早見表:許容損失額と損切り幅から見るロット数

EUR/USDなど、1ロットあたりの1pipの価値が10ドルの通貨ペアの場合です(スプレッドは含めていません)。

許容損失額 \ 損切り幅10pips20pips30pips50pips100pips
20ドル0.200.100.060.040.02
40ドル0.400.200.130.080.04
100ドル1.000.500.330.200.10
200ドル2.001.000.660.400.20

割り切れない値は0.01ロット単位で切り捨てています。USD/JPYなど1pipの価値が違う通貨ペアでは、表の値に「10 ÷ その通貨ペアの1pipの価値」を掛けて調整します(1pip=6.67ドルなら約1.5倍)。

逆算:決まったロット数で、損切り幅は何pipsまで置けるか

先にロット数を決めている場合は、式を入れ替えて損切り幅の上限を出せます。

損切り幅の上限(pips)= 許容損失額 ÷(1ロットあたりの1pipの価値 × ロット数)

許容損失額40ドル、EUR/USDを0.10ロットなら、40 ÷(10 × 0.10)= 40pips までです。チャート上の根拠のある損切り位置がそれより遠い場合は、ロット数を減らすのが基本です。

証拠金との関係:レバレッジは損失額を変えない

必要証拠金は、次の式で計算できます。

必要証拠金 = 取引数量 × 口座通貨への換算レート ÷ レバレッジ

例1の0.16ロット(1万6,000ユーロ)をEUR/USD=1.10、レバレッジ500倍で取引すると、必要証拠金は16,000 × 1.10 ÷ 500 = 35.2ドルです。

レバレッジが高いと、少ない証拠金で大きなロット数を持てます。しかし損切りにかかったときの損失額は、ロット数と損切り幅だけで決まり、レバレッジには関係しません。レバレッジが大きいからといってロット数を増やすと、1回の損失が許容額を大きく超えることになります。証拠金維持率とロスカットの計算は海外FXの証拠金維持率とロスカットの計算方法で解説しています。

ロットについて説明するCB-Dogsの柴犬マスコット
ロット数は、損切り幅を決めてから逆算するのが基本です。

よくある間違い

  1. USD/JPYなどでも1pip=10ドルで計算してしまう:米ドル建て口座では、円が後ろにつく通貨ペアの1pipは10ドルではありません
  2. ロット数を切り上げてしまう:0.153ロットを0.16ロットにすると、損失が許容額を超えます
  3. レバレッジからロット数を決めてしまう:「最大何ロット持てるか」ではなく「いくらまで失ってよいか」から決めます
  4. 1ロットの定義を確認していない:1ロット=1,000通貨などの口座では、同じ「1ロット」でも取引数量が100分の1です
  5. 複数のポジションの合計を考えていない:同じ方向の似た通貨ペアを同時に持つと、実質的な損失の上限は合計になります

キャッシュバックとの関係

キャッシュバックは取引量(ロット数)に応じて戻ってくるため、ロット数が大きいほど額は増えます。しかし、キャッシュバックを増やす目的でロット数を増やすと、損失の大きさも同じ割合で大きくなります。ロット数はリスクから決め、キャッシュバックはその結果として受け取るものと考えてください。

また、キャッシュバックは取引から出金可能になるまで時間がかかるため、許容損失額の計算に「これから戻ってくる予定のキャッシュバック」を含めないのが安全です。

CB-Dogsのキャッシュバックについて

  • キャッシュバックは、決済済みの取引量(ロット数)をもとに計算され、ブローカーからCB-Dogsに報酬が支払われたあとで残高に反映されます
  • 反映後、ブローカーごとの確認期間(XMは反映から7日)を過ぎると出金できます。XMの場合、取引から出金可能になるまでの目安はおよそ3〜4週間です(保証ではなく目安です)
  • 支払いはUSDT(TRC20)のみ。最低出金額は10 USDTで、1回の出金が50 USDT未満なら3 USDTの手数料、50 USDT以上なら無料です

口座タイプごとの最新の還元率は次の表で確認できます。

口座タイプ還元額 / ロット (USDT)
スタンダード手数料無料のスプレッド型口座です。9.0
マイクロ還元額は、マイクロロット10万通貨相当あたりで計算されます(スタンダードと同じロット単価を、マイクロロットの単位に換算したものです)。9.0
ウルトラローよりタイトなスプレッドの、手数料無料口座です。3.0
KIWAMI極一部地域で提供される、スプレッドをさらに抑えた口座タイプです。6.0
ゼロ手数料型口座です。還元額はスプレッドとは別に上乗せでお支払いするもので、お客様が支払う取引手数料には影響しません。4.5

暫定レート

よくある質問

決まった正解はありません。1〜2%程度を目安にする考え方がよく紹介されますが、資金の性質、取引スタイル、連敗したときに耐えられるかどうかで適切な割合は変わります。この記事の2%は計算例として使っている数値です。

まとめ

ロット数は「許容損失額 ÷(損切り幅 × 1ロットあたりの1pipの価値)」で決まります。米ドル建て口座では、USDが後ろにつく通貨ペア以外は1pipの価値が変わる点と、結果を切り捨てる点に注意しましょう。決めたロット数で戻ってくるキャッシュバックの目安はキャッシュバック計算機で試算できます。ご利用の条件は対象となる方・対象外の国で確認できます。

リスク警告: FX・CFD 取引には元本を失う高いリスクがあります。キャッシュバックは取引損失を補うものではありません。本記事は投資助言ではありません。

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