ゴールド(XAUUSD)の1ロットとpipsの考え方|取引コストをドルで正しく計算する方法
ゴールド(XAU/USD)の1ロットの大きさ、損益の計算、pipsの定義が業者によって違う理由を解説。スプレッドコストを価格差(ドル)で計算する方法、FXの1ロットとの取引額の違い、必要証拠金、キャッシュバックの考え方まで、仮の数値を使った計算例つきでまとめます。
CB-Dogs編集部約7分で読めます
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目次
ゴールド(XAU/USD)は、FXの通貨ペアと同じ取引プラットフォームで取引できるため、同じ感覚で注文してしまいがちです。しかし、1ロットの大きさも、1回の値動きで動く金額も、FXとはまったく違います。
さらに「ゴールドの1pipsはいくら?」という疑問には、情報源によって答えが違うことがあります。これは、ゴールドの「pips」の数え方が業者やサイトによって統一されていないためです。この記事では、pipsに頼らず価格差(ドル)で損益とコストを計算する方法を中心に解説します。
結論:ゴールドの計算で押さえたい4つのこと
- 1ロットは100オンスとする業者が多いですが、契約仕様は業者ごとに確認が必要です
- 損益 = 価格差(ドル)× オンス数。1ロット(100オンス)なら、価格が1ドル動くと100ドルの損益です
- pipsの定義は業者によって違うため、スプレッドやコストは価格差(ドル)で比べると間違えません
- ゴールドの1ロットは、FXの1ロットより取引額がずっと大きいことが多く、必要証拠金も値動きのリスクも大きくなります
ゴールドの1ロットは何オンスか
ゴールドの価格は、1トロイオンス(約31.1グラム)あたりの米ドルで表示されます。多くのブローカーでは1ロット = 100オンスですが、口座タイプや業者によっては異なる場合があります。取引プラットフォームの銘柄の仕様(契約サイズ)で確認できます。
| ロット数 | オンス数(1ロット=100オンスの場合) |
|---|---|
| 1ロット | 100オンス |
| 0.1ロット | 10オンス |
| 0.01ロット | 1オンス |
FXの1ロットと比べると
仮にゴールドの価格が1オンス = 4,000ドルだとすると、1ロット(100オンス)の取引額は 4,000 × 100 = 40万ドル です。EUR/USDの1ロット(10万ユーロ)は、1ユーロ = 1.10ドルなら約11万ドルなので、同じ「1ロット」でも取引額は3倍以上になります。
同じロット数の感覚でゴールドを取引すると、想定よりずっと大きなポジションを持つことになります。初めてゴールドを取引するときは、少ないロット数で損益の動き方を確かめるのが安全です。
損益は「価格差(ドル)× オンス数」で計算する
ゴールドの損益は、次の式で計算できます。
損益(ドル)= 決済価格と新規価格の差(ドル)× オンス数
1ロット = 100オンスの場合の例です。
| 値動き | 0.01ロット(1オンス) | 0.1ロット(10オンス) | 1ロット(100オンス) |
|---|---|---|---|
| 0.10ドル | 0.10ドル | 1ドル | 10ドル |
| 1ドル | 1ドル | 10ドル | 100ドル |
| 10ドル | 10ドル | 100ドル | 1,000ドル |
ゴールドは1日に数十ドル動くことも珍しくありません。1ロットで価格が20ドル逆に動けば、損失は2,000ドルです。
「ゴールドの1pips」が業者によって違う理由
FXの通貨ペアでは、1pipは「ドルストレートなら0.0001、円が絡む通貨ペアなら0.01」とほぼ統一されています。一方、ゴールドには統一された定義がなく、0.01ドル・0.1ドル・1ドルのいずれかを1pipsと呼ぶケースが混在しています。
たとえば価格が4,000.00ドルから4,001.00ドルに動いたとき、数え方によって「100pips」「10pips」「1pips」と表現が変わります。同じ「スプレッド3pips」でも、実際の価格差は0.03ドルかもしれないし、0.3ドルかもしれません。
そこで、スプレッドや損益は価格差(ドル)で考えることをおすすめします。売値と買値が表示されていれば、その差がスプレッド(ドル)です。業者の説明で「pips」「ポイント」という言葉が出てきたら、それが価格の何ドルにあたるのかを確認しましょう。
ゴールドのスプレッドコストを計算する
スプレッドコストは、次の式で計算できます。
スプレッドコスト(ドル)= スプレッド(ドル)× 100オンス × ロット数
前提は、1ロット = 100オンス、スプレッドは新規注文から決済までの1往復で1回分かかるもの、手数料型の口座では別に取引手数料がかかる、スワップは含めない、です。
計算例(仮の数値)
売値が4,000.00ドル、買値が4,000.30ドルのとき、スプレッドは0.30ドルです。
- 1ロット:0.30 × 100 × 1 = 30ドル
- 0.1ロット:0.30 × 100 × 0.1 = 3ドル
- 0.01ロット:0.30 × 100 × 0.01 = 0.30ドル
1か月に合計20ロット取引すれば、スプレッドコストは 30 × 20 = 600ドル になります。
手数料型の口座では、ここに1ロットあたりの往復手数料を加えます。スプレッド型と手数料型の比べ方はFXの取引コスト(スプレッド・手数料)の計算方法で解説しています。
FXとのコストの比べ方
EUR/USDのスプレッドが1.6pipsなら、1ロットのコストは16ドルです。上の例のゴールドは1ロット30ドルなので、1ロットあたりではゴールドのほうが高く見えます。ただし、ゴールドの1ロットは取引額が大きいため、「取引額に対するコストの割合」で見ると印象が変わることもあります。比べるときは、何を基準にしているか(1ロットあたりか、取引額あたりか)を揃えることが大切です。
必要証拠金も大きくなる
必要証拠金は、次の式で計算できます(口座通貨が米ドルの場合)。
必要証拠金(ドル)= 価格 × オンス数 ÷ レバレッジ
仮に1オンス = 4,000ドル、ゴールドに適用されるレバレッジが200倍なら、1ロットの必要証拠金は 4,000 × 100 ÷ 200 = 2,000ドル です。
ゴールドなどの貴金属には、FXの通貨ペアとは別の(低めの)レバレッジが設定されていることがあります。また、口座残高や相場の状況によってレバレッジが変わる場合もあります。実際の条件は、利用するブローカーの銘柄の仕様で確認してください。証拠金や維持率の考え方は、FXの通貨ペアと同じです。
ゴールドの取引とキャッシュバック
キャッシュバックは、FXの通貨ペアと同じく**決済済みの取引量(ロット数)**をもとに計算されるのが一般的です。ただし、銘柄ごとにキャッシュバックの額が異なったり、一部の銘柄が対象外だったりするサービスもあるため、ゴールドを取引する方は条件を確認しておきましょう。
仮に1ロットあたり6 USDT相当のキャッシュバックがある場合、上の例(1ロットのスプレッドコスト30ドル)なら、実質コストは 30 − 6 = 24ドル、スプレッドに直すと0.24ドル相当になります。USDTは米ドルとほぼ同じ価値として概算しています。これは説明のための仮の数値で、実際の還元率ではありません。
CB-Dogsでのゴールドなど貴金属の扱いは、次の還元率の表と注記で確認できます。
| 口座タイプ | 還元額 / ロット (USDT) |
|---|---|
| スタンダード手数料無料のスプレッド型口座です。 | 9.0 |
| マイクロ還元額は、マイクロロット10万通貨相当あたりで計算されます(スタンダードと同じロット単価を、マイクロロットの単位に換算したものです)。 | 9.0 |
| ウルトラローよりタイトなスプレッドの、手数料無料口座です。 | 3.0 |
| KIWAMI極一部地域で提供される、スプレッドをさらに抑えた口座タイプです。 | 6.0 |
| ゼロ手数料型口座です。還元額はスプレッドとは別に上乗せでお支払いするもので、お客様が支払う取引手数料には影響しません。 | 4.5 |
暫定レート
最低保有時間に満たない取引が対象外になる点は、ゴールドでもFXと同じです。詳しくはスキャルピングとキャッシュバックの最低保有時間をご覧ください。

- キャッシュバックは、ブローカーからCB-Dogsに報酬が支払われたあとで残高に反映されます
- 反映後、ブローカーごとの確認期間(XMは反映から7日)を過ぎると出金できます。XMの場合、取引から出金可能になるまでの目安はおよそ3〜4週間です(保証ではなく目安です)
- 支払いはUSDT(TRC20)のみ。最低出金額は10 USDTで、1回の出金が50 USDT未満なら3 USDTの手数料、50 USDT以上なら無料です
あわせて読みたい
- スタンダード口座とECN口座はどっちが安い? — 口座タイプ別のコスト比較をゴールド以外の通貨ペアでも確認できます。
よくある質問
多くのブローカーでは1ロット = 100オンスで、取引額は「価格 × 100」ドルです。仮に1オンス4,000ドルなら、1ロットの取引額は40万ドルです。1ロットの大きさは業者や口座タイプによって異なる場合があるため、銘柄の仕様で確認してください。
まとめ
ゴールドは、1ロット = 100オンスとする業者が多く、FXの1ロットより取引額がずっと大きくなります。pipsの定義が統一されていないため、損益もスプレッドコストも「価格差(ドル)× オンス数」で計算するのが確実です。取引コストに対して戻ってくる額の目安はキャッシュバック計算機で試算できます。ご利用の条件は対象となる方・対象外の国で確認できます。
リスク警告: FX・CFD 取引には元本を失う高いリスクがあります。キャッシュバックは取引損失を補うものではありません。本記事は投資助言ではありません。