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連敗したとき取引コストはドローダウンをどれだけ深くするか|計算例と回復に必要な利益

連敗すると、損切り1回ごとに損切り幅に加えてスプレッドなどのコストも失うため、ドローダウンはコストの分だけ深くなります。損切り幅が狭いほどコストの比率が上がり影響は大きくなります。1回の損失を「損切り幅+コスト」で見積もってロットを決めると、想定どおりの範囲に収めやすくなります。

CB-Dogs編集部約6分で読めます

開示: CB-Dogsは、当サイト経由で開設・紐づけされた口座について、提携ブローカーから受け取る広告宣伝費(紹介報酬、IB報酬)の一部を、キャッシュバックとしてお客様に還元しています(ポイントサイトと同じ仕組みです)。お客様の取引コストが増えることはありません。

目次
  1. 結論:損切り1回の損失は「損切り幅+コスト」
  2. 計算例:10連敗したときのドローダウン
  3. 連敗はどのくらい起こるのか
  4. 回復に必要な利益は落ち込みより大きい
  5. コストを含めてロットを決める
  6. キャッシュバックとドローダウンの関係
  7. よくある質問
  8. まとめ

どれだけ慎重に取引していても、連敗は避けられません。多くの方は「損切り幅 × 連敗回数」で最悪の場合を想定していますが、実際には損切りのたびに取引コストも支払っているため、資金の落ち込み(ドローダウン)は想定より深くなります。

この記事では、連敗したときに取引コストがドローダウンをどれだけ深くするかを計算例で確かめ、回復に必要な利益と、コストを含めたロットの決め方を解説します。数値はすべて説明用の仮の数値です。

この記事のポイント

  • 損切り1回の実際の損失は「損切り幅 + スプレッドなどのコスト」です
  • 連敗の回数が増えるほど、コストの分だけドローダウンは深くなります
  • 損切り幅が狭い取引ほど、損失に占めるコストの比率が大きくなります
  • ドローダウンからの回復には、落ち込んだ割合より大きな利益率が必要です
  • 1回の許容損失からロットを逆算するときは、損切り幅にコストを足して計算します

結論:損切り1回の損失は「損切り幅+コスト」

損切りで決済したときの実際の損失は、次のように考えます。

損切り1回の損失 = (損切り幅 + 1往復のコスト)× 1pipの価値 × ロット数

1往復のコストには、スプレッド、取引手数料(pips換算)、平均的なスリッページが入ります。連敗したときのドローダウンは、この損失が連敗の回数だけ積み重なったものです。

たとえば、損切り幅20pips・コスト1.2pipsなら、1回の損失は20pipsではなく21.2pipsです。1回あたりの差は小さく見えても、連敗が続けばその差も連敗の回数だけ積み重なります。

計算例:10連敗したときのドローダウン

次の数値はすべて説明用の仮の数値です。口座残高2,000ドル、EUR/USD(1ロットあたり1pip = 10ドル)、スプレッド1.2pipsとします。

10連敗したときの損失の比較(仮の数値、残高2,000ドル、スプレッド1.2pips)。損切り20pips・0.1ロットでは、コストなしの想定200ドル(10%)に対し、コスト込みでは212ドル(10.6%)。損切り5pips・0.4ロットでは、コストなしの想定200ドル(10%)に対し、コスト込みでは248ドル(12.4%)
数値はすべて説明用の仮の数値です。

例1:損切り20pips・0.1ロット

  • コストなしで考えた1回の損失:20 × 1ドル(0.1ロットの1pip)= 20ドル
  • コスト込みの1回の損失:(20 + 1.2)× 1ドル = 21.2ドル
  • 10連敗:コストなしの想定200ドル(残高の10%)→ 実際は 212ドル(10.6%)

例2:損切り5pips・0.4ロット(スキャルピングに近い取引)

1回の損失を同じ20ドルに収めるつもりで、損切り5pipsに0.4ロットで取引する場合です。

  • コストなしで考えた1回の損失:5 × 4ドル(0.4ロットの1pip)= 20ドル
  • コスト込みの1回の損失:(5 + 1.2)× 4ドル = 24.8ドル
  • 10連敗:コストなしの想定200ドル(10%)→ 実際は 248ドル(12.4%)

同じ「1回20ドルの損失」のつもりでも、損切り幅が狭い例2ではコストの比率(1.2 ÷ 5 = 24%)が大きく、ドローダウンが想定より大きく深くなります。例1のコストの比率は 1.2 ÷ 20 = 6% です。損切り幅に対するコストの比率についてはリスクリワード比と取引コストの関係でも解説しています。

連敗はどのくらい起こるのか

連敗は珍しいことではありません。勝率50%の取引を100回行うと、途中で5連敗以上が一度でも起こる確率は計算上およそ81%、7連敗以上でもおよそ32%です(各取引の勝ち負けが独立していると仮定した理論値)。勝率40%なら、5連敗以上はおよそ98%、7連敗以上はおよそ69%になります。

つまり、「5連敗程度は起こるもの」として資金計画を立てるのが現実的です。連敗の回数を想定するときは、その回数分のコストも一緒に見積もりましょう。

連敗とドローダウンについて考えるCB-Dogsの柴犬マスコット
連敗は起こるものとして、コストも含めて最悪の場合を見積もりましょう。

回復に必要な利益は落ち込みより大きい

ドローダウンから元の残高に戻るには、落ち込んだ割合より大きな利益率が必要です。

回復に必要な利益率 = 落ち込んだ割合 ÷(1 − 落ち込んだ割合)

ドローダウンと回復に必要な利益率の表。10%の落ち込みには約11.1%、20%には25%、30%には約42.9%、50%には100%の利益が必要。例1のコスト込み10.6%の落ち込みには約11.9%が必要
回復に必要な利益率 = 落ち込んだ割合 ÷(1 − 落ち込んだ割合)
落ち込んだ割合回復に必要な利益率
10%約11.1%
10.6%(例1のコスト込み)約11.9%
20%25%
30%約42.9%
50%100%

さらに、回復のための取引にもコストがかかります。例1で212ドルを取り戻すために、利確40pips・0.1ロットの取引をすると、コストを引いた1回の利益は (40 − 1.2)× 1ドル = 38.8ドルです。212 ÷ 38.8 ≈ 5.5 なので6回の勝ちが必要です。コストがなければ 200 ÷ 40 = 5回で済みます(仮の数値)。

コストを含めてロットを決める

連敗の影響を想定どおりに収めるには、1回の許容損失からロットを逆算するときに、損切り幅にコストを足して計算します。

ロット数 = 1回の許容損失 ÷((損切り幅 + 1往復のコスト)× 1ロットあたりの1pipの価値)

たとえば、残高2,000ドルで許容損失1%(20ドル)、損切り20pips、コスト1.2pipsなら、20 ÷ (21.2 × 10) ≈ 0.094ロットです。0.1ロットではなく0.09ロットにすると、1回の損失は許容損失に収まります(仮の数値)。

許容損失の決め方はFXのロット計算と許容損失、生活費と取引資金の分け方は海外在住者のFX資金管理で解説しています。

連敗中に避けたいこと

  • 損失を取り返そうとロットを上げる:コストもロットに比例して増え、次の連敗でドローダウンがさらに深くなります
  • 取引回数を増やす:回数が増えればその分コストも増えます。取引コストの月の予算は取引コストの予算の立て方をご覧ください
  • 損切りを外す・広げる:1回の損失が想定を超え、資金管理の前提が崩れます

キャッシュバックとドローダウンの関係

キャッシュバックがあると、1往復の実質コストは下がります。仮に1往復0.5pips相当のキャッシュバックがあるとすると、例1の1回の損失は実質 (20 + 1.2 − 0.5)× 1ドル = 20.7ドル相当で、10連敗なら207ドル相当です(CB-Dogsの実際の率ではない仮の数値)。

ただし、キャッシュバックは取引口座にすぐ戻るものではありません。CB-Dogsのキャッシュバックは、ブローカーからCB-Dogsに報酬が支払われたあとで残高に反映され、確認期間(XMは反映から7日)を過ぎるとUSDT(TRC20)で出金できます。XMの場合、取引から出金可能になるまでの目安はおよそ3〜4週間です(保証ではなく目安です)。出金は最低10 USDTから、1回の出金が50 USDT未満なら3 USDTの手数料、50 USDT以上なら無料です。連敗中の取引口座の残高を支えるものとしては計算に入れず、長い目で見た実質コストの把握に使いましょう。

ご自分の取引量での受取額はキャッシュバック計算機で試算できます。口座タイプごとの最新の還元率は次の表で確認できます。

口座タイプ還元額 / ロット (USDT)
スタンダード手数料無料のスプレッド型口座です。9.0
マイクロ還元額は、マイクロロット10万通貨相当あたりで計算されます(スタンダードと同じロット単価を、マイクロロットの単位に換算したものです)。9.0
ウルトラローよりタイトなスプレッドの、手数料無料口座です。3.0
KIWAMI極一部地域で提供される、スプレッドをさらに抑えた口座タイプです。6.0
ゼロ手数料型口座です。還元額はスプレッドとは別に上乗せでお支払いするもので、お客様が支払う取引手数料には影響しません。4.5

暫定レート

よくある質問

損切り1回の損失を「(損切り幅 + 1往復のコスト)× 1pipの価値 × ロット数」で求め、連敗の回数をかけます。残高に対する割合で見ると、資金への影響をつかみやすくなります。

まとめ

連敗すると、損切りのたびに損切り幅に加えて取引コストも失うため、ドローダウンはコストの分だけ深くなります。損切り幅が狭い取引ほどその影響は大きく、回復には落ち込んだ割合より大きな利益率と、回復の取引のコストが必要です。1回の損失を「損切り幅+コスト」で見積もってロットを決め、連敗中にロットや回数を増やさないことが、ドローダウンを想定の範囲に収める基本です。ご利用の条件は対象となる方・対象外の国で確認できます。

リスク警告: FX・CFD 取引には元本を失う高いリスクがあります。キャッシュバックは取引損失を補うものではありません。本記事は投資助言ではありません。

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