口座タイプを自分で比較する表計算(スプレッドシート)の作り方
口座タイプ比較の表計算は、口座タイプ名・想定スプレッド・往復手数料・月間コスト・キャッシュバックの列を用意し、自分の想定取引量を当てはめて実質コストを算出する方法です。取引スタイルが変わればどの口座タイプが有利かも変わります。
CB-Dogs編集部約7分で読めます
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目次
海外FXブローカーには、スタンダード・ECN(手数料型)・セント口座など、複数の口座タイプが用意されていることが多く、どれが自分に合っているかは、取引スタイルや月間の取引量によって変わります。SNSや比較記事で見かける「どの口座がおすすめ」という情報は、あくまで一般論にすぎず、自分の条件に当てはめないと本当に有利かどうかはわかりません。
この記事では、自分の想定取引量を当てはめて実質コストを比較できる、簡単な表計算(スプレッドシート)の作り方を解説します。
この記事のポイント
- 口座タイプ比較の表計算は、口座タイプ名・スプレッド・手数料・月間コスト・キャッシュバックの列を用意して作ります
- スプレッドと手数料は単位が異なるため、pipsに統一換算してから合計コストを出すのがポイントです
- 合計コストに自分の想定月間ロット数を掛けることで、口座タイプごとの月間コスト(ドル)を比較できます
- キャッシュバック(仮の額)を差し引いた「実質コスト」で比較すると、単純なスプレッド比較とは違う結果になることがあります
- 取引スタイル(取引回数・保有時間・平均ロット数)が変われば、有利な口座タイプも変わるため、定期的に見直すことが大切です
なぜ自分で比較表を作る必要があるのか
口座タイプの比較記事の多くは、「スプレッドが狭い方が安い」「手数料がない方が始めやすい」といった一般論にとどまりがちです。しかし、実際にどちらが安くなるかは、自分の月間取引量やキャッシュバックの有無によって変わります。取引量が少なければ手数料の影響は小さく、取引量が多ければわずかなスプレッド差が大きな金額差になることもあります。自分の条件を当てはめられる表計算を1つ作っておくと、口座タイプを見直すたびに使い回せて便利です。
比較表に入れる列
基本となる列の構成は次のとおりです。
| 列 | 入力する内容の例 |
|---|---|
| 口座タイプ名 | スタンダード・ECN・セント口座など |
| 想定スプレッド(pips) | 通常時の目安(仮) |
| 往復手数料(pips換算) | 手数料がある口座タイプのみ |
| 合計コスト(pips) | スプレッド+手数料換算 |
| 月間コスト(ドル、仮) | 合計コスト×想定月間ロット数 |
| 実質コスト(ドル、仮) | 月間コストーキャッシュバック(仮) |
必要に応じて、通貨ペアごとに行を分けたり、平均保有日数の列を追加してスワップコストも組み込んだりすることもできます。通貨ペアごとのスプレッドコストの早見表は通貨ペア別スプレッドコスト早見表で、口座通貨に換算する際の考え方は海外在住者のFX口座通貨の選び方で解説しています。
比較表を作る手順
- 各口座タイプの条件を集める:ブローカーの公式サイトに掲載されているスプレッド・手数料の目安を確認します
- スプレッド・手数料をpipsに統一換算する:手数料型口座は、往復手数料をpips価値で割ってpips単位に直し、スプレッドに加算します
- 想定の月間ロット数を掛けてドル換算する:自分の平均的な取引量(1か月あたりのロット数)を仮定して、合計コストに掛け合わせます
- キャッシュバック(仮)を差し引く:1ロットあたりのキャッシュバック額(仮の数字)に想定ロット数を掛けて、月間コストから差し引き、実質コストを算出します
たとえば、月間20ロットを想定し、1ロットあたりのキャッシュバックを6ドル(仮の数字)とすると、キャッシュバックの合計は6 × 20 = 120ドルになります。この金額を各口座タイプの月間コストから差し引いて比較すると、単純なスプレッド比較とは違う結果が見えてくることがあります。

スタンダード口座とECN口座を比べる場合
代表的な比較の1つが、スプレッドがやや広めで手数料のないスタンダード口座と、スプレッドが狭い代わりに手数料がかかるECN(手数料型)口座の比較です。取引量が少ないうちはスタンダード口座のコストが低くても、取引量が増えるとECN口座が逆転することがあります。この2タイプに絞った損益分岐の計算方法はスタンダード口座とECN口座はどっちが安い?で詳しく解説しているので、比較表を作る前の参考にしてください。
セント口座・スワップフリー口座も含める場合
比較対象にセント口座やスワップフリー口座を含める場合は、ロットの単位換算やスワップの有無といった、通常のコスト計算とは異なる要素を考慮する必要があります。マイクロ口座・セント口座のロットとキャッシュバックの計算はマイクロ口座・セント口座のロットとキャッシュバックの計算で、スワップフリー口座の仕組みはスワップフリー口座の仕組みで、それぞれ解説しています。
仮の数値で埋めてみる例
実際に数字を当てはめると、次のようなイメージになります(すべて仮の数値です)。
| 口座タイプ | 想定スプレッド | 往復手数料(pips換算) | 合計コスト | 月間コスト(20ロット想定) |
|---|---|---|---|---|
| スタンダード口座(仮) | 1.2pips | 0pips | 1.2pips | 240ドル |
| ECN/手数料型口座(仮) | 0.3pips | 0.6pips | 0.9pips | 180ドル |
この例では、1pipsの価値を1ロットあたり10ドル(仮の数値)として計算しています。合計コストだけを見るとECN口座の方が低くなっていますが、ここからさらにキャッシュバック(仮に1ロット6ドル×20ロット=120ドル)を差し引くと、実質コストはスタンダード口座が240 − 120 = 120ドル、ECN口座が180 − 120 = 60ドルとなり、差はさらに開きます。想定するロット数やキャッシュバックの単価が変われば、この結果も変わる点に注意してください。
表計算ツールの選び方
比較表を作るツールは、使い慣れた表計算ソフトやオンラインのスプレッドシートサービスで構いません。重要なのは、ツールの種類よりも、前提条件(想定スプレッド・手数料・月間ロット数・キャッシュバック単価)をあとから書き換えられる形にしておくことです。数式を組んでおけば、前提条件を1か所変えるだけで、すべての口座タイプの実質コストが自動的に再計算されるため、条件が変わるたびに手計算し直す手間を省けます。
別の業者と比べる場合
同じブローカー内の口座タイプ比較だけでなく、別々のブローカー2社を比較したい場合は、キャッシュバックを含めた総コストで比べる、より広い視点の計算方法が必要になります。この場合の考え方はキャッシュバック込みで2つの業者の総コストを比べる方法で解説しています。また、キャッシュバックの計算方式自体にも、ロット単位固定と手数料・取引高比例の違いがあるため、比較表を作る前にキャッシュバックの計算方式の違いを確認しておくと、より正確な表になります。
見直しのタイミング
一度作った比較表も、取引スタイルが変わったり、キャッシュバックの還元率が改定されたりすると、結果が変わることがあります。口座残高に対する取引コストの予算を月ごとに見直す方法は口座残高に対する取引コストの予算の立て方で解説しているので、比較表と合わせて定期的に見直す習慣をつけておくとよいでしょう。
CB-Dogsのキャッシュバックは、ブローカーからCB-Dogsに報酬が支払われたあとで残高に反映され、確認期間(XMは反映から7日)を過ぎるとUSDT(TRC20)で出金できます。XMの場合、取引から出金可能になるまでの目安はおよそ3〜4週間です(保証ではなく目安です)。出金は最低10 USDTから、1回の出金が50 USDT未満なら3 USDTの手数料、50 USDT以上なら無料です。
口座タイプごとの最新の還元率は次の表で確認できます。ご自分の取引量での受取額はキャッシュバック計算機で試算できます。
| 口座タイプ | 還元額 / ロット (USDT) |
|---|---|
| スタンダード手数料無料のスプレッド型口座です。 | 9.0 |
| マイクロ還元額は、マイクロロット10万通貨相当あたりで計算されます(スタンダードと同じロット単価を、マイクロロットの単位に換算したものです)。 | 9.0 |
| ウルトラローよりタイトなスプレッドの、手数料無料口座です。 | 3.0 |
| KIWAMI極一部地域で提供される、スプレッドをさらに抑えた口座タイプです。 | 6.0 |
| ゼロ手数料型口座です。還元額はスプレッドとは別に上乗せでお支払いするもので、お客様が支払う取引手数料には影響しません。 | 4.5 |
暫定レート
よくある質問
口座タイプ名、想定スプレッド、往復手数料(pips換算)、合計コスト、月間コスト、キャッシュバックを差し引いた実質コストが基本の列です。必要に応じて通貨ペアや保有日数の列を追加できます。
まとめ
口座タイプの比較は、スプレッド・手数料をpipsに統一換算し、自分の想定取引量とキャッシュバックを当てはめた表計算で行うと、一般論では見えない実質コストの差がわかります。取引スタイルが変われば結果も変わるため、定期的に見直す習慣をつけましょう。ご利用の条件は対象となる方・対象外の国で確認できます。
リスク警告: FX・CFD 取引には元本を失う高いリスクがあります。キャッシュバックは取引損失を補うものではありません。本記事は投資助言ではありません。
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