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金利差とスワップの関係|政策金利が変わるとスワップはどう動く?買い・売りで額が違う理由

FXのスワップは、2つの通貨の金利差に相当する額を毎日受け払いするもので、目安は「取引額 × 金利差 ÷ 365」です。ただしブローカーの調整分が上乗せされるため、受け取りは理論値より小さく、支払いは大きくなり、金利差が小さい通貨ペアでは買い・売りの両方がマイナスになることもあります。

CB-Dogs編集部約7分で読めます

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目次
  1. 結論:金利差とスワップで押さえたい4つのこと
  2. スワップはなぜ金利差から生まれるのか
  3. 金利差からスワップの目安を出す
  4. 政策金利が変わるとスワップはどう動く?
  5. 買いと売りでスワップが違う理由
  6. 高金利通貨のスワップを狙うときの注意点
  7. スワップとキャッシュバックの関係
  8. CB-Dogsのキャッシュバックについて
  9. よくある質問
  10. まとめ

「スワップは金利差で決まる」とよく言われますが、実際の取引画面のスワップを見ると、買いと売りで額が違ったり、両方ともマイナスだったりします。また、各国の中央銀行が政策金利を変えると、スワップも変わっていきます。

この記事では、金利差とスワップの関係を、目安の計算式、金利が変わったときの動き方、買い・売りの非対称の理由、高金利通貨を持つときの注意点の順に整理します。MT4/MT5に表示されるスワップ値からの具体的な計算は海外FXのスワップポイントの計算方法で解説しています。

この記事のポイント

  • スワップは、通貨ペアの2つの通貨の金利差に相当する額を、ポジションを翌日に持ち越すたびに受け払いするものです
  • 目安は「取引額 × 金利差(年率)÷ 365」で、金利差が大きいほどスワップも大きくなります
  • スワップは政策金利そのものより、市場の短期金利の動きやブローカーの設定を反映して変わります
  • ブローカーの調整分があるため、受け取りは理論値より小さく支払いは大きくなり、両方マイナスになることもあります
  • 高金利通貨のスワップを狙う取引は、為替の値動きでスワップ数か月分の損失が出ることがあります

結論:金利差とスワップで押さえたい4つのこと

  1. スワップの源は金利差:金利の高い通貨を買い、低い通貨を売るとプラス、その逆はマイナスになりやすい
  2. 目安の式:1日のスワップ ≒ 取引額 × 金利差(年率)÷ 365
  3. 金利が動けばスワップも動く:中央銀行の政策金利の変更や、市場の金利の予想の変化が、時間差で反映されます
  4. 買いと売りは対称ではない:ブローカーの調整分があるため、受け取りは小さく支払いは大きくなります

スワップはなぜ金利差から生まれるのか

FXの通貨ペアの取引は、「ある通貨を買い、もう一方の通貨を売る」取引です。たとえばUSD/JPYを買うと、米ドルを持ち、円を借りて売っている状態に近くなります。

  • 持っている通貨(米ドル)には、その通貨の金利がつく
  • 借りている通貨(円)には、その通貨の金利を払う

この差し引きが、ポジションを翌日に持ち越すたびに受け払いされるのが**スワップ(スワップポイント、金利調整額)**です。金利の高い通貨を持ち、低い通貨を借りる形ならプラス、その逆ならマイナスになりやすい、というのが基本の考え方です。

金利差からスワップの目安を出す

金利差からスワップの目安を出す流れ。2つの通貨の金利の差を求め、取引額をかけて365で割ると1日のスワップの目安になる。10万ドル分の取引で、金利差1%なら約2.7ドル、2%なら約5.5ドル、4%なら約11.0ドル(仮の数値、ブローカーの調整分を含まない理論値)
理論値の目安です。実際のスワップはブローカーの調整分などで異なります。

1日のスワップの目安 = 取引額 × 2つの通貨の金利差(年率)÷ 365

10万ドル分(USD/JPYの1ロット)を持った場合の目安は次のとおりです。金利差はすべて仮の数値で、ブローカーの調整分を含まない理論値です。

金利差(仮)1日の目安30日の目安
1%100,000 × 0.01 ÷ 365 ≒ 2.7ドル約82ドル
2%100,000 × 0.02 ÷ 365 ≒ 5.5ドル約164ドル
4%100,000 × 0.04 ÷ 365 ≒ 11.0ドル約329ドル

金利差が2倍になれば、スワップの目安もほぼ2倍になります。逆に金利差が縮まれば、スワップも小さくなります。なお、週末の分をまとめて受け払いする「3日分」の曜日がある点はスワップポイントの計算方法で解説しています。

政策金利が変わるとスワップはどう動く?

政策金利と市場の金利

中央銀行が決める政策金利は、短期の金利の目安になります。ただし、スワップに反映されるのは、政策金利そのものというより、銀行間の短期金利など市場の金利です。市場の金利は、政策金利が実際に変わる前から、利上げ・利下げの予想で動くことがあります。

スワップへの反映は時間差がある

ブローカーは、流動性の提供元の条件などをもとに、スワップの値を定期的に見直しています。そのため、政策金利の発表の翌日にすぐ変わるとは限らず、しばらくしてから段階的に変わることもあります。長く保有する予定のポジションは、スワップの値を定期的に確認しましょう。

金利差の変化の例(仮の数値)

場面(仮)金利差10万ドル分の1日の目安
高金利通貨の国が利上げを続けている4%約11.0ドル
利下げが始まり、差が縮まった2%約5.5ドル
両国の金利がほぼ同じになった0.3%約0.8ドル

金利差が縮まる局面では、スワップの受け取りは減っていきます。スワップを前提にした取引は、金利の見通しが変わると前提そのものが崩れる点に注意が必要です。

買いと売りでスワップが違う理由

買いと売りでスワップが違う理由(仮の数値、10万ドル分の1日あたり)。金利差4%で調整分0.5%の場合、理論値は買いプラス11.0ドル・売りマイナス11.0ドルだが、実際は買いプラス9.6ドル・売りマイナス12.3ドル。金利差0.3%で調整分0.5%の場合、買いマイナス0.5ドル・売りマイナス2.2ドルで両方マイナスになる
調整分の大きさはブローカーや通貨ペアによって異なります。数値はすべて仮のものです。

理論上は、買いで受け取る額と売りで払う額は同じになるはずです。しかし実際には、ブローカーがスワップに**調整分(手数料にあたる部分)**を上乗せするのが一般的です。そのため、

  • 受け取る側(プラス)は、理論値より小さくなる
  • 払う側(マイナス)は、理論値より大きくなる

調整分を年率0.5%相当と仮定して計算すると、次のようになります(10万ドル分、1日あたり、すべて仮の数値)。

金利差(仮)買い売り
4%100,000 ×(0.04 − 0.005)÷ 365 ≒ +9.6ドル−100,000 ×(0.04 + 0.005)÷ 365 ≒ −12.3ドル
0.3%100,000 ×(0.003 − 0.005)÷ 365 ≒ −0.5ドル−100,000 ×(0.003 + 0.005)÷ 365 ≒ −2.2ドル

金利差が調整分より小さい通貨ペアでは、買っても売ってもスワップがマイナスになります。「どちらかはプラスになるはず」と思い込まず、取引ツールの契約仕様で買い・売りそれぞれの値を確認しましょう。

高金利通貨のスワップを狙うときの注意点

金利の高い通貨を買って持ち続け、スワップを受け取る取引は、一般に「キャリートレード」と呼ばれます。ただし、スワップの受け取りより、為替の値動きによる損益のほうがはるかに大きくなることがあります。

たとえば、USD/JPYを1ロット買い、1日+9.6ドル(仮の数値)のスワップを30日受け取ると、

  • スワップの受け取り:9.6 × 30 ≒ 288ドル
  • 1円(100pips)の円高になった場合の損失:100,000円 ≒ 667ドル(1ドル=150円で換算、仮の数値)

この例では、1円の値動きだけで、スワップの2か月分以上が失われます。また、高金利の通貨は、インフレや景気の不安から大きく下落することもあります。スワップだけを理由にポジションを大きくするのは避け、ロット数は損失の許容額から決めましょう。許容損失からロット数を計算する方法、証拠金維持率とロスカットの計算も参考になります。金利差ではなく持ち越しコストとしてスワップが発生するゴールド(XAU/USD)についてはゴールドの持ち越しスワップコスト計算で解説しています。株価指数・商品CFDでは、日々のスワップの代わりに限月の乗り換え(ロールオーバー)で価格調整が行われることが一般的です。株価指数・商品CFDの限月とロールオーバーで解説しています。仮想通貨CFDの持ち越しコストも、金利差ではなく別の仕組みのファイナンシングコストで決まります。仮想通貨(暗号資産)CFDの取引コストの基礎をご覧ください。

ロット数を考えるCB-Dogsの柴犬マスコット
スワップの受け取りより、値動きの影響のほうがずっと大きくなりやすいことを忘れずに。

スワップとキャッシュバックの関係

キャッシュバックは、決済済みの取引量(ロット数)に応じて戻るもので、スワップの額とは関係なく計算されるのが一般的です。マイナスのスワップが増えても、キャッシュバックが増えるわけではありません。

長く保有するスタイルでは、1回の取引で払うスワップの合計がキャッシュバックを大きく上回ることもあります。取引スタイルごとの比較はデイトレード・スイングトレードとキャッシュバックの相性、日付変更の時間帯のスプレッドについてはロールオーバーでスプレッドが広がる理由をご覧ください。そもそもスワップの受け払いを発生させたくない場合は、スワップフリー(イスラム)口座の仕組みと注意点も選択肢になります。

CB-Dogsのキャッシュバックについて

  • キャッシュバックは、紐づけが確認された口座の決済済みの取引量(ロット数)をもとに計算され、ブローカーからCB-Dogsに報酬が支払われたあとで残高に反映されます。スワップの受け払いはブローカーの口座で行われ、キャッシュバックの計算には影響しません
  • 反映後、ブローカーごとの確認期間(XMは反映から7日)を過ぎると出金できます。XMの場合、取引から出金可能になるまでの目安はおよそ3〜4週間です(保証ではなく目安です)
  • 支払いはUSDT(TRC20)のみ。最低出金額は10 USDTで、1回の出金が50 USDT未満なら3 USDTの手数料、50 USDT以上なら無料です

口座タイプごとの最新の還元率は次の表で確認できます。

口座タイプ還元額 / ロット (USDT)
スタンダード手数料無料のスプレッド型口座です。9.0
マイクロ還元額は、マイクロロット10万通貨相当あたりで計算されます(スタンダードと同じロット単価を、マイクロロットの単位に換算したものです)。9.0
ウルトラローよりタイトなスプレッドの、手数料無料口座です。3.0
KIWAMI極一部地域で提供される、スプレッドをさらに抑えた口座タイプです。6.0
ゼロ手数料型口座です。還元額はスプレッドとは別に上乗せでお支払いするもので、お客様が支払う取引手数料には影響しません。4.5

暫定レート

よくある質問

すぐに変わるとは限りません。スワップは市場の短期金利やブローカーの設定を反映して定期的に見直されるため、政策金利の変更から時間差で変わることがあります。市場が利上げを予想している場合は、発表の前から変わり始めることもあります。

まとめ

FXのスワップは、通貨ペアの2つの通貨の金利差から生まれ、目安は「取引額 × 金利差 ÷ 365」で計算できます。政策金利や市場の金利が変われば、スワップも時間差で変わっていきます。実際のスワップにはブローカーの調整分があるため、受け取りは理論値より小さく支払いは大きくなり、金利差が小さい通貨ペアでは両方マイナスになることもあります。スワップを狙う取引では、為替の値動きの影響のほうが大きくなりやすい点を忘れずに、契約仕様の値を定期的に確認しましょう。ご利用の条件は対象となる方・対象外の国で確認できます。

リスク警告: FX・CFD 取引には元本を失う高いリスクがあります。キャッシュバックは取引損失を補うものではありません。本記事は投資助言ではありません。

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