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ロスカットとゼロカットの違い|追証なしの仕組みと、口座残高がマイナスになるケース(一般論)

ロスカットは損失の拡大を止めるための強制決済、ゼロカットは止めきれずにマイナスになった口座残高をゼロに戻す仕組みです。両者の違い、残高がマイナスになる典型的な場面、ゼロカットの規約上の注意点、キャッシュバックとの関係を、計算例つきで一般論として解説します。

CB-Dogs編集部約8分で読めます

開示: CB-Dogsは、当サイト経由で開設・紐づけされた口座について、提携ブローカーから受け取る広告宣伝費(紹介報酬、IB報酬)の一部を、キャッシュバックとしてお客様に還元しています(ポイントサイトと同じ仕組みです)。お客様の取引コストが増えることはありません。

目次
  1. 結論:ロスカットとゼロカットで押さえたい3つのこと
  2. 用語の整理:ロスカット・マージンコール・追証・ゼロカット
  3. ロスカットとゼロカットの違い
  4. 口座残高がマイナスになるのはどんなときか
  5. 計算例:ゼロカットが働く場合
  6. ゼロカットの規約で確認したい5つのこと
  7. ロスカットで決済された取引とキャッシュバック
  8. 海外在住者が確認しておきたいこと
  9. CB-Dogsのキャッシュバックについて
  10. よくある質問
  11. まとめ

海外のブローカーの説明には「ロスカット」と「ゼロカット」という言葉がよく出てきます。名前が似ているため同じものだと思われがちですが、働くタイミングも役割もまったく違います。

ひとことで言うと、ロスカットは損失が膨らむ前にポジションを閉じる仕組み、ゼロカットはそれでも止めきれずにマイナスになった口座残高をゼロに戻す仕組みです。この記事では、2つの違い、残高がマイナスになる典型的な場面、ゼロカットの規約で確認したい点、キャッシュバックとの関係を、特定のブローカーに限らない一般論として整理します。

結論:ロスカットとゼロカットで押さえたい3つのこと

  1. ロスカットは「決済の仕組み」、ゼロカットは「残高の仕組み」です。ロスカットが先に働き、それが間に合わなかったときにゼロカットが働きます
  2. ロスカットの水準は、決済される価格の保証ではありません。週明けの窓開けや重要な発表の直後は、基準よりずっと不利な価格で決済されることがあります
  3. ゼロカットには規約上の条件があります。両建ての悪用などは対象外とされることが多く、実施の時期やボーナスの扱いもブローカーによって異なります

用語の整理:ロスカット・マージンコール・追証・ゼロカット

用語意味
証拠金維持率有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100(%)。口座の余力を示す指標
マージンコール証拠金維持率が一定の水準まで下がったときの警告。多くの場合、決済は行われない
ロスカット(強制決済)証拠金維持率が基準を下回ったとき、ブローカーがポジションを自動で決済すること
追証(追加証拠金)残高が不足・マイナスになったとき、追加の入金を求められること
ゼロカット決済後に残高がマイナスになった場合、そのマイナス分をブローカーがゼロに戻し、追証を求めない仕組み

証拠金維持率の計算方法とロスカット水準の考え方は、海外FXの証拠金維持率とロスカットの計算方法で詳しく解説しています。

ロスカットとゼロカットの違い

ロスカットは証拠金維持率が基準を下回ったときにポジションを自動で決済し、通常は証拠金の一部が残る。急変や窓開けで決済が間に合わないと残高がマイナスになり、ゼロカットでマイナス分がゼロに戻され、追証を求められない
ロスカットが先、ゼロカットはその後の「最後の安全装置」です。
ロスカットゼロカット
働くタイミングポジションを保有している間(証拠金維持率が基準を下回ったとき)ポジションが決済された後(残高がマイナスになったとき)
何をするかポジションを自動で決済するマイナス残高をゼロに戻す
目的損失の拡大を止める入金額を超える損失を負わせない
結果通常は証拠金の一部が口座に残る口座残高は0になる(追証なし)
採用状況ほぼすべてのブローカー採用しているブローカーとしていないブローカーがある

ロスカットは、口座のお金がゼロになる前にポジションを閉じて、損失をある程度のところで止めるための仕組みです。通常の相場であれば、ロスカットが働いた時点で口座には証拠金の一部が残ります。

ゼロカットは、そのロスカットが間に合わなかった場合の仕組みです。決済された結果として残高がマイナスになったとき、ブローカーがそのマイナス分を負担し、利用者に追加の入金を求めません。つまり、失う可能性があるのは口座に入れた資金までに限られるということです。

口座残高がマイナスになるのはどんなときか

「ロスカットがあるなら、残高がマイナスになることはないのでは?」と思うかもしれません。しかし、ロスカットの基準は決済を始める合図であって、その価格で決済できることを保証するものではありません。次のような場面では、基準よりずっと不利な価格で決済されることがあります。

  • 週明けの窓開け:週末に大きなニュースがあると、月曜の取引開始時の価格が金曜の終値から大きく離れることがあります。その間の価格では取引できないため、ロスカットは開始直後の価格で行われます
  • 重要な経済指標や政策金利の発表直後:価格が一瞬で大きく動き、スプレッドも広がるため、決済の価格がずれやすくなります。詳しくは経済指標の発表時のスプレッド拡大と取引コストをご覧ください
  • 取引量が少ない時間帯:日付が変わる前後などは流動性が下がり、価格が飛びやすくなります。時間帯ごとの傾向はFXの取引時間帯とスプレッド(現地時間)で整理しています
  • ハイレバレッジで証拠金に余裕がない状態:ロスカットの基準に近い状態でポジションを持っていると、小さな急変でもマイナスに届きやすくなります

こうした決済価格のずれは、スリッページの一種です。仕組みと計算方法はスリッページの仕組みと取引コストの計算方法で解説しています。

計算例:ゼロカットが働く場合

前提は次のとおりです(数値はすべて説明用の仮のもの)。

  • 口座残高 1,000ドル(口座通貨は米ドル)、EUR/USDを1ロット(10万通貨)買い
  • 1ロットあたり1pip = 10ドル
  • 週末にニュースがあり、月曜の取引開始時に価格が130pips下で始まった
残高1,000ドルの口座で、窓開けによりロスカットが遅れて1,300ドルの損失が確定し、決済後の残高はマイナス300ドル。ゼロカットで残高は0ドルに戻る
数値はすべて説明用の仮のものです。
  • 確定した損失:130pips × 10ドル × 1ロット = 1,300ドル
  • 決済後の残高:1,000 − 1,300 = −300ドル
  • ゼロカット後の残高:0ドル(−300ドルはブローカーが負担)

本来は、損失がもっと小さい段階でロスカットの基準に達するはずでした。しかし窓開けで途中の価格がなかったため、開始直後の価格で決済され、残高がマイナスになっています。ゼロカットがあれば、利用者が失うのは口座の1,000ドルまでです。ゼロカットがないブローカーでは、この300ドルを追加で支払う義務が生じる可能性があります。

ゼロカットの規約で確認したい5つのこと

ゼロカットの条件は、ブローカーごとに規約で定められています。「ゼロカットあり」と書かれていても、次の点は利用前に確認しておくと安心です。

  1. 対象外となる取引:複数口座や別のブローカーとの間の両建てなど、ゼロカットを意図的に利用する取引は、対象外や口座凍結の理由とされることが一般的です。詳しくは両建てとキャッシュバックで解説しています
  2. 実施の時期と方法:マイナスが自動でゼロに戻るのか、一定の時間がかかるのか、利用者からの申請が必要なのか
  3. マイナスのまま入金した場合の扱い:ゼロカットが反映される前に入金すると、その入金がマイナスの穴埋めに使われる規約のブローカーもあります。残高がマイナスになったら、入金の前に状況を確認するのが無難です
  4. ボーナスやクレジットの扱い:ゼロカットの際に、口座にあるボーナスやクレジットも消える扱いが一般的です
  5. 他の口座との相殺:同じ名義の別の口座にプラスの残高があると、マイナスと相殺してからゼロカットする規約のブローカーもあります

ロスカットで決済された取引とキャッシュバック

ロスカットで決済された取引も、通常の決済と同じく「決済済みの取引」です。キャッシュバックは決済済みの取引量(ロット数)をもとに計算されるのが一般的なため、ロスカットで決済されたこと自体が理由で対象外になるわけではありません。

一方で、次の点には注意が必要です。

  • ゼロカットの悪用と判断された取引:ブローカーが規約違反と判断して紹介報酬を取り消した場合、対応するキャッシュバックも取り消されます
  • ゼロカットとキャッシュバックの残高は別物:ブローカーの口座のマイナスがゼロカットで消えても、キャッシュバックの残高から差し引かれるわけではありません。キャッシュバックが差し引かれるのは、ブローカーが紹介報酬を取り消した場合です
  • キャッシュバックは損失の補填ではない:キャッシュバックは取引コストの一部が戻る仕組みで、ロスカットやゼロカットによる損失を埋めるものではありません
指し棒を持って説明するCB-Dogsの柴犬マスコット
ロスカットは損失を止める仕組み、ゼロカットはマイナスを帳消しにする仕組み。役割が違います。

海外在住者が確認しておきたいこと

  • 口座通貨と生活通貨を分けて考える:米ドル建ての口座なら、ロスカット水準も損失もドルで決まります。生活費に使う現地通貨の資金とは分けて管理しましょう
  • 週末をまたぐポジション:タイ・ベトナム・フィリピン・シンガポール・オーストラリアでは、週明けの取引開始が月曜の早朝になります。寝ている間に窓開けが起きる前提で、週末に持ち越す量を決めるのが無難です
  • 追加入金の前に確認:急変で残高がマイナスになったとき、慌てて入金する前に、ブローカーのゼロカットの規約とサポートからの案内を確認してください

CB-Dogsのキャッシュバックについて

  • キャッシュバックは、決済済みの取引量(ロット数)をもとに計算され、ブローカーからCB-Dogsに報酬が支払われたあとで残高に反映されます。ブローカーが報酬を保留・取り消した場合、対応するキャッシュバックも遅れたり取り消されたりします
  • 反映後、ブローカーごとの確認期間(XMは反映から7日)を過ぎると出金できます。XMの場合、取引から出金可能になるまでの目安はおよそ3〜4週間です(保証ではなく目安です)
  • 支払いはUSDT(TRC20)のみ。最低出金額は10 USDTで、1回の出金が50 USDT未満なら3 USDTの手数料、50 USDT以上なら無料です

口座タイプごとの最新の還元率は次の表で確認できます。

口座タイプ還元額 / ロット (USDT)
スタンダード手数料無料のスプレッド型口座です。9.0
マイクロ還元額は、マイクロロット10万通貨相当あたりで計算されます(スタンダードと同じロット単価を、マイクロロットの単位に換算したものです)。9.0
ウルトラローよりタイトなスプレッドの、手数料無料口座です。3.0
KIWAMI極一部地域で提供される、スプレッドをさらに抑えた口座タイプです。6.0
ゼロ手数料型口座です。還元額はスプレッドとは別に上乗せでお支払いするもので、お客様が支払う取引手数料には影響しません。4.5

暫定レート

よくある質問

ロスカットは、証拠金維持率が基準を下回ったときにポジションを自動で決済する仕組みで、損失の拡大を止めるためのものです。ゼロカットは、決済後に口座残高がマイナスになった場合に、そのマイナス分をブローカーがゼロに戻す仕組みで、追加の入金(追証)を求めないためのものです。

まとめ

ロスカットは損失の拡大を止めるための強制決済で、ゼロカットはそれでも止めきれずにマイナスになった残高をゼロに戻す仕組みです。ロスカットの基準は決済価格の保証ではなく、窓開けや発表直後には残高がマイナスになることがあります。ゼロカットの条件は規約で確認し、1回の取引で失ってもよい金額から取引量を決めることが基本です。取引コストのうち戻ってくる額はキャッシュバック計算機で試算できます。ご利用の条件は対象となる方・対象外の国で確認できます。

リスク警告: FX・CFD 取引には元本を失う高いリスクがあります。キャッシュバックは取引損失を補うものではありません。本記事は投資助言ではありません。

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