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シルバー(XAG/USD)・原油CFDの1ロットとpipsの考え方|取引コストをドルで計算する方法

シルバーは1ロット5,000オンス、原油は1ロット1,000バレルとする業者が多く、値動き1単位あたりのドルの価値は契約サイズから決まります。取引コストは「値動きの単位 × 1単位の価値 × ロット数」で計算でき、ゴールドとは契約サイズが異なるため同じ感覚では比べられません。

CB-Dogs編集部約9分で読めます

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目次
  1. シルバー(XAG/USD)とは
  2. 原油(WTI・Brent)CFDとは
  3. 契約サイズと値動き1単位あたりの価値の比較
  4. スプレッドコストをドルで計算する(仮の数値)
  5. 0.1ロット・0.01ロットで取引する場合
  6. 必要証拠金の考え方(概算)
  7. 取引時間帯によるスプレッドの違い
  8. 価格変動の要因の違い
  9. ゴールドとの違いに注意
  10. 限月とロールオーバーの影響
  11. キャッシュバックとの関係
  12. よくある質問
  13. まとめ

ゴールド(XAU/USD)に続いて、シルバー(XAG/USD)や原油(WTI・Brent)のCFDを取引ポートフォリオに加える方も多くいます。ただし、これらの銘柄は通貨ペアはもちろん、ゴールドとも1ロットの大きさや値動きの単位(pips・ティック)の定義が異なるため、「1ロットでいくら動くのか」「スプレッドは実際いくらのコストなのか」がイメージしにくくなりがちです。

この記事では、シルバーと原油CFDの契約サイズの考え方、値動き1単位あたりのドルの価値の求め方、スプレッドコストをドルで計算する方法を、仮の数値の計算例つきで整理します。

この記事のポイント

  • シルバー(XAG/USD)は1ロット5,000オンスとする業者が多く、原油(WTI・Brent)は1ロット1,000バレルとする業者が多いですが、実際の契約サイズは業者・銘柄ごとに確認が必要です
  • 値動き1単位(pipやティック)あたりのドルの価値は「契約サイズ × 最小変動幅」で決まり、通貨ペアの1pipの価値とは求め方が異なります
  • 取引コストは「スプレッド(値幅)× 値動き1単位あたりの価値 × ロット数」で計算でき、この式自体はゴールドや通貨ペアと共通しています
  • シルバーは価格が低いわりに契約サイズが大きいため、価格変動率が小さくても金額としての損益変動は大きくなりやすい銘柄です
  • 原油は在庫統計の発表や限月の切り替え時にスプレッドが広がりやすく、通常時とは別にコストを見積もる必要があります

シルバー(XAG/USD)とは

**シルバー(XAG/USD)**とは、銀の国際価格を米ドル建てで示すCFD銘柄です。ゴールド同様に商品(コモディティ)CFDの一種で、多くの業者はトロイオンス単位で価格を提示し、1ロットを5,000オンスとしていますが、1,000オンスや100オンスを1ロットとする業者もあり、業者・口座タイプによって異なります。価格の絶対水準がゴールドより低いため、少額の資金でも大きな数量(オンス数)を保有しやすい一方、契約サイズが大きい業者では、わずかな値動きでも金額としての損益が想像以上に大きくなることがあります。

原油(WTI・Brent)CFDとは

原油CFDとは、WTI(米国産)やBrent(北海産)といった原油の先物価格を参照するCFD銘柄です。多くの業者は1ロットを1,000バレルとし、価格はバレルあたりの米ドルで表示されますが、こちらも業者によって契約サイズやティックサイズ(最小価格変動幅)の定義が異なります。原油は株価指数CFDや他の商品CFDと同様に、期近の限月をもとに価格が決まっており、限月の切り替え(ロールオーバー)のタイミングでは価格調整やスプレッド拡大が起こりやすい銘柄です。限月の切り替えの仕組み自体は株価指数・商品CFDの限月とロールオーバーで詳しく解説しているので、この記事ではコスト計算のほうに絞って解説します。

契約サイズと値動き1単位あたりの価値の比較

シルバーと原油CFDの契約サイズと値動き1単位あたりの価値の比較(仮の数値)。シルバーは1ロット5,000オンスで0.01ドルの値動きが1ロットあたり50ドル、原油は1ロット1,000バレルで0.01ドルの値動きが1ロットあたり10ドル
実際の契約サイズ・最小変動幅は業者・銘柄によって異なるため、必ず契約仕様(銘柄情報)で確認してください。
項目シルバー(XAG/USD、仮)原油(WTI等、仮)
1ロットの大きさ5,000オンス1,000バレル
最小値動き0.01ドル0.01ドル
値動き1単位あたりの価値5,000 × 0.01 = 50ドル1,000 × 0.01 = 10ドル
コストが上がりやすい場面指標発表・薄商いの時間帯週次在庫統計発表・限月切り替え

表のとおり、シルバーと原油では同じ「0.01ドルの値動き」でも、1ロットあたりの金額への影響がまったく異なります。これは、通貨ペアで決済通貨によって1pipの価値が変わるのと似た構造で、契約サイズ(オンス数・バレル数)がそのまま金額への感応度を決めるという点を押さえておくと理解しやすくなります。通貨ペアの決済通貨ごとの1pipの価値の求め方は通貨ペア別スプレッドコスト早見表で解説しています。

スプレッドコストをドルで計算する(仮の数値)

シルバーのスプレッドが3pips(0.03ドル)、原油のスプレッドが4pips(0.04ドル)だったと仮定して、1ロットあたりのコストを計算してみます。

シルバーと原油CFDのスプレッドコストの計算例(仮の数値)。シルバーはスプレッド3pipsで1ロットあたり150ドル、原油はスプレッド4pipsで1ロットあたり40ドルのコスト
スプレッド・契約サイズはすべて説明用の仮の数値です。実際の値は口座のスプレッド表示と契約仕様で確認してください。
  • シルバー:0.03ドル × 5,000オンス = 150ドル(1ロットあたり)
  • 原油:0.04ドル × 1,000バレル = 40ドル(1ロットあたり)

同じ「pips表示のスプレッド」でも、契約サイズが大きいシルバーのほうが、金額としてのコストは大きくなっています。銘柄ごとのコストを比べるときは、pips表示のスプレッドだけを見比べるのではなく、必ず契約サイズを掛けた**金額(ドル)**に直してから比較する必要があります。0.1ロット・0.01ロットで取引する場合は、この金額をそのまま10分の1・100分の1にすれば計算できます。

0.1ロット・0.01ロットで取引する場合

資金の小さいうちから始める場合や、リスクを抑えたい場合は、1ロットより小さい単位(0.1ロット・0.01ロット)で取引することが一般的です。先ほどの仮の計算例をそのまま10分の1・100分の1にすると、次のようになります。

単位シルバー(3pips、仮)原油(4pips、仮)
1ロット150ドル40ドル
0.1ロット15ドル4ドル
0.01ロット1.5ドル0.4ドル

契約サイズが大きいシルバーは、0.01ロットのような小さい単位で取引しても、1pipあたりの金額が原油よりも大きくなりやすい点は変わりません。ロット数を決める際は、想定される値動きの幅と、この1pipあたりの金額をあわせて確認し、許容できる損失額に収まるように調整することが大切です。損切り幅からロット数を逆算する考え方はFXのロット数は損切り幅から決めるで解説しています。

必要証拠金の考え方(概算)

シルバーや原油CFDを取引する際は、スプレッドコストだけでなく、ポジションを持つために必要な証拠金(必要証拠金)も確認しておく必要があります。必要証拠金は、一般的に「想定元本(価格 × 契約サイズ)÷ レバレッジ」で概算できます。たとえば、シルバーの価格が25ドル、契約サイズが5,000オンス、レバレッジが仮に100倍だったとすると、想定元本は25 × 5,000 = 125,000ドルとなり、必要証拠金はその100分の1、つまり1,250ドル(仮の数値)になります。同じ考え方は原油やゴールドにもそのまま当てはまり、契約サイズと価格を当てはめれば概算できます。証拠金維持率やロスカット水準の詳しい計算方法は海外FXの必要証拠金・証拠金維持率・ロスカットの計算方法で解説しています。

取引時間帯によるスプレッドの違い

シルバー・原油CFDのスプレッドは、常に一定というわけではありません。取引参加者が多い時間帯(ロンドン市場やニューヨーク市場が開いている時間帯)は比較的スプレッドが狭くなりやすく、参加者が少ない時間帯は広がりやすい傾向があります。特に原油は、価格の基準となる先物市場の取引時間の影響を受けやすく、その市場が閉まっている時間帯は流動性が下がり、スプレッドが広がりやすくなることがあります。取引時間帯ごとのスプレッドの一般的な傾向はFXの取引時間帯とスプレッドの関係で解説しているので、通貨ペアだけでなく商品CFDを取引する際にも参考になります。

価格変動の要因の違い

シルバーと原油は、どちらも商品(コモディティ)CFDに分類されますが、価格が動く主な要因は異なります。シルバーはゴールドと同様に、金融市場全体のリスク許容度や金利動向、インフレ懸念などに反応しやすい銘柄とされています。一方、原油は週次の在庫統計の発表や、産油国の生産量に関するニュース、地政学的な出来事など、需給に直結する材料に反応しやすい傾向があります。特に、原油の在庫統計が発表される時間帯の前後は、通常時よりもスプレッドが広がったり、値動きが急になったりすることがあるため、経済指標発表時のスプレッド拡大の一般的な考え方は経済指標発表とスプレッド拡大の取引コストもあわせて確認しておくと役立ちます。

ゴールドとの違いに注意

シルバーや原油の契約サイズをゴールドと同じ感覚で考えると、計算を誤りやすくなります。ゴールドは多くの業者で1ロット100オンスとされており、シルバーの5,000オンスとは桁が大きく異なります。ゴールドの1ロット・pipsの考え方はゴールド(XAUUSD)の1ロットとpipsの考え方で解説しているので、シルバー・原油と比較しながら読むと違いがつかみやすくなります。また、日をまたいでポジションを持ち越す場合のスワップコストの考え方は、銘柄が変わっても計算の枠組み自体は共通しており、ゴールドを持ち越すときのコスト計算で解説している式にそれぞれの契約サイズを当てはめれば概算できます。

シルバー・原油CFDの契約サイズを説明するCB-Dogsの柴犬マスコット
銘柄ごとに契約サイズが違うため、pips表示だけで金額を比べないようにしましょう。

限月とロールオーバーの影響

原油CFDは先物ベースの銘柄のため、限月の切り替え時期が近づくとスプレッドが広がったり、価格調整が入ったりすることがあります。株価指数CFDが四半期ごとの切り替えが多いのに対し、原油をはじめとする一部の商品CFDは1か月ごと・隔月での切り替えが一般的とされています。頻度や具体的な日程はブローカー・銘柄によって異なるため、事前に確認しておくと、切り替え直前後の想定外のコストを避けやすくなります。詳しい仕組みと価格調整の考え方は株価指数・商品CFDの限月とロールオーバーをご覧ください。

キャッシュバックとの関係

シルバー・原油CFDも、CB-Dogsのキャッシュバックの対象になる銘柄であれば、**決済済みの取引量(ロット数)**にもとづいてキャッシュバックが計算されます。契約サイズが大きい銘柄ほど、少ないロット数でも取引コストの絶対額が大きくなりやすいため、キャッシュバックによってコストがどの程度軽くなるのかを、銘柄ごとの契約サイズを踏まえて確認しておくと、取引コスト全体の把握に役立ちます。

CB-Dogsのキャッシュバックは、ブローカーからCB-Dogsに報酬が支払われたあとで残高に反映され、確認期間(XMは反映から7日)を過ぎるとUSDT(TRC20)で出金できます。XMの場合、取引から出金可能になるまでの目安はおよそ3〜4週間です(保証ではなく目安です)。出金は最低10 USDTから、1回の出金が50 USDT未満なら3 USDTの手数料、50 USDT以上なら無料です。

口座タイプごとの最新の還元率は次の表で確認できます。ご自分の取引量での受取額はキャッシュバック計算機で試算できます。

口座タイプ還元額 / ロット (USDT)
スタンダード手数料無料のスプレッド型口座です。9.0
マイクロ還元額は、マイクロロット10万通貨相当あたりで計算されます(スタンダードと同じロット単価を、マイクロロットの単位に換算したものです)。9.0
ウルトラローよりタイトなスプレッドの、手数料無料口座です。3.0
KIWAMI極一部地域で提供される、スプレッドをさらに抑えた口座タイプです。6.0
ゼロ手数料型口座です。還元額はスプレッドとは別に上乗せでお支払いするもので、お客様が支払う取引手数料には影響しません。4.5

暫定レート

よくある質問

5,000オンスとする業者が多いですが、1,000オンスなど異なる契約サイズを採用する業者もあります。必ずご自分の口座の契約仕様(銘柄情報)で確認してください。

まとめ

シルバー(XAG/USD)や原油(WTI・Brent)CFDは、通貨ペアやゴールドとは契約サイズや値動きの単位の定義が異なるため、pips表示のスプレッドだけを見ても実際のコスト感はつかめません。「値動きの単位 × 値動き1単位あたりの価値 × ロット数」という共通の式に、銘柄ごとの契約サイズを当てはめて金額(ドル)に直すことが、正しく比較するための基本です。ご利用の条件は対象となる方・対象外の国で確認できます。

リスク警告: FX・CFD 取引には元本を失う高いリスクがあります。キャッシュバックは取引損失を補うものではありません。本記事は投資助言ではありません。

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