本文へスキップ
CB-Dogs

本サービスは日本国外にお住まいの方専用です。日本にお住まいの方はお申し込みいただけません。 ご利用対象について

含み損ポジション(塩漬け)を放置したときのスワップ・コスト累積を計算する

含み損ポジションを損切りせずに持ち続ける「塩漬け」は、保有日数が増えるほどマイナスのスワップコストが積み重なり、資金が拘束されて次の取引機会にも使えなくなります。キャッシュバックは決済済みの取引量にもとづく還元であり、保有中の含み損やスワップを相殺するものではありません。

CB-Dogs編集部約7分で読めます

開示: CB-Dogsは、当サイト経由で開設・紐づけされた口座について、提携ブローカーから受け取る広告宣伝費(紹介報酬、IB報酬)の一部を、キャッシュバックとしてお客様に還元しています(ポイントサイトと同じ仕組みです)。お客様の取引コストが増えることはありません。

目次
  1. 含み損ポジション(塩漬け)とは
  2. 放置すると何が積み重なるか
  3. 仮の数値で見る累積コスト
  4. 複数ポジションを塩漬けにするとロスカットリスクも上がる
  5. なぜ塩漬けにしてしまうのか
  6. 通貨ペア・銘柄によるスワップの向きの違い
  7. 連敗との関係
  8. 部分決済で機会コストを減らす方法
  9. キャッシュバックは含み損を相殺しない
  10. キャッシュバックとの関係
  11. よくある質問
  12. まとめ

含み損を抱えたポジションを損切りせずに、価格が戻ることを期待して長期間持ち続けることを、俗に「塩漬け」と呼びます。塩漬けにすると、含み損そのものが値動き次第で変わるのはもちろんですが、それとは別に、保有している間のスワップコストが日を追うごとに積み重なっていくという、見落とされがちな負担があります。

この記事では、塩漬けポジションとは何か、放置期間ごとのコスト累積を仮の数値で計算する方法、そしてキャッシュバックが含み損を相殺するものではない理由を解説します。

この記事のポイント

  • 塩漬けポジションとは、含み損を抱えたまま損切りせずに長期間保有し続けているポジションのことです
  • マイナスのスワップが発生する通貨ペア・銘柄では、保有日数が増えるほどコストが直線的に積み重なっていきます
  • 水曜日をまたぐ保有では3日分のスワップ(トリプルスワップ)がまとめて発生するため、保有日数の数え方には注意が必要です
  • 含み損ポジションを保有している間は証拠金が拘束され、新しい取引機会に資金を使えなくなるという機会コストもあります
  • キャッシュバックは決済済みの取引量にもとづく還元であり、保有中の含み損やスワップコストを相殺する仕組みではありません

含み損ポジション(塩漬け)とは

**塩漬け(しおづけ)**とは、含み損(評価上の損失)を抱えたポジションを、損切りの判断をしないまま長期間持ち続けている状態を指す俗称です。「いつか価格が戻るはず」という期待から決済を先延ばしにすることが多く、結果として保有期間が数週間、数か月と長くなるケースがあります。塩漬け自体は特定の取引ルール名ではなく、一般に使われる呼び方である点に注意してください。

放置すると何が積み重なるか

塩漬けポジションを持ち続けると、次の2種類のコストが積み重なっていきます。

  • スワップコスト:買いポジションでマイナスのスワップが発生する通貨ペア・銘柄の場合、保有日数に応じてコストが積み重なります
  • 機会コスト:ポジションを維持するために証拠金が拘束され、その資金を他の取引機会に使えなくなります

含み損そのものは値動き次第で増減しますが、スワップコストと機会コストは、価格が動かなくても保有しているだけで発生し続けるという点が特徴です。スワップの基本的な計算方法は海外FXのスワップポイントの計算方法で解説しています。

仮の数値で見る累積コスト

含み損ポジションを放置した場合のスワップコストの累積(仮の数値)。1日あたりマイナス1.2ドルとした場合、1週間で8.4ドル、1か月で36ドル、3か月で108ドルのコストが積み重なる
1日あたりのスワップは仮に1.2ドルのマイナスとした場合の例です。実際の値は通貨ペア・口座タイプ・時期によって異なります。

1ロットの買いポジションで、1日あたりのスワップがマイナス1.2ドル(仮の数値)だったとすると、保有期間ごとの累積コストは次のようになります。

  • 1週間(7日):1.2 × 7 = 8.4ドル
  • 1か月(30日):1.2 × 30 = 36ドル
  • 3か月(90日):1.2 × 90 = 108ドル

実際には、水曜日をまたぐ保有では3日分のスワップ(トリプルスワップ)がまとめて発生するため、単純な日数の掛け算よりも多少増減しますが、おおまかな傾向として、保有期間が長くなるほどスワップコストは直線的に積み重なっていくことがわかります。トリプルスワップの判定の仕組みはMT4/MT5のサーバー時間を日本時間に変換する方法で解説しています。

複数ポジションを塩漬けにするとロスカットリスクも上がる

含み損ポジションを放置する場合と損切りする場合の比較(仮のシナリオ)。放置:含み損は値動き次第、追加コストはスワップが日々積み重なる、資金は拘束されたまま。損切り:含み損はその時点で確定、追加のスワップコストは発生しない、資金は解放され次の機会に使える
どちらが望ましいかは個々の状況・戦略によるため、この記事は特定の判断をすすめるものではありません。
観点放置(塩漬け)損切りする場合
含み損値動き次第で変動し続けるその時点で損失が確定する
追加コストスワップが日々積み重なるそれ以上は発生しない
資金の自由度証拠金が拘束されたまま資金が解放され次の機会に使える

含み損を抱えたポジションを複数同時に塩漬けにしていると、証拠金維持率が徐々に下がっていき、新たな値動きでロスカット(強制決済)の水準に近づきやすくなります。証拠金維持率とロスカットの計算方法は海外FXの必要証拠金・証拠金維持率・ロスカットの計算方法で、ロスカットとゼロカットの違いはロスカットとゼロカットの違いでそれぞれ解説しています。

含み損ポジションのコストについて考えるCB-Dogsの柴犬マスコット
放置する期間が長くなるほど、スワップコストと機会コストが積み重なっていきます。

なぜ塩漬けにしてしまうのか

塩漬けが起きる背景には、行動経済学でいう「損失回避」の心理があるとされています。含み損を確定させること(損切り)は、心理的に「失敗を認める」ことのように感じられやすく、価格が戻る可能性がある限り、決済を先延ばしにしたくなる傾向があります。しかし、この記事で見たとおり、先延ばしにしている間もスワップコストは積み重なり続けるため、「様子を見ているだけ」のつもりでも、実質的にはコストを払い続けていることになります。決済を先延ばしにする判断が、根拠のある戦略なのか、単に損失を認めたくないだけなのかを、自分自身で区別することが重要です。

通貨ペア・銘柄によるスワップの向きの違い

すべてのポジションで、含み損を放置するとマイナスのスワップが積み重なるわけではありません。金利差の関係で、通貨ペアや保有方向(買い・売り)によっては、プラスのスワップが発生する組み合わせもあります。この場合、含み損を抱えたポジションを保有し続けても、スワップに関してはプラスに働くことになりますが、それでも証拠金が拘束される機会コストは変わらず発生します。金利差とスワップの関係は金利差とスワップの関係で解説しているので、保有している通貨ペアがどちらの向きかを確認しておくと、コストの見積もりがより正確になります。

連敗との関係

塩漬けは1つのポジションを長期間保有し続けることによるコストの積み重ねですが、これとは別に、損切りを繰り返す中で連敗が続くと、損切り額に取引コストが上乗せされてドローダウンが深くなるという別の問題もあります。連敗時のコスト計算例は連敗したとき取引コストはドローダウンをどれだけ深くするかで解説しています。塩漬け(1つのポジションを長く持つ)と連敗(何度も損切りする)は、どちらも取引コストが積み重なる点は共通していますが、原因となる行動は異なります。

部分決済で機会コストを減らす方法

含み損ポジションの全部を一度に決済する判断がつかない場合でも、ポジションの一部だけを決済して、残りを保有し続けるという方法(部分決済)を選べる口座もあります。部分決済をすれば、決済した分の証拠金は解放され、残りのポジションだけがスワップコストの対象になるため、全部を塩漬けにし続けるよりも機会コストを抑えられる場合があります。ただし、部分決済にも取引コストがかかる点や、決済した分・残した分で損益の記録が分かれる点には注意が必要です。分割エントリー・分割決済のコスト計算の考え方は分割エントリー・分割決済の取引コスト計算で解説しています。

キャッシュバックは含み損を相殺しない

キャッシュバックの仕組み自体はFXキャッシュバックの仕組みで解説しているとおり、**決済済みの取引量(ロット数)**にもとづいて計算されます。ポジションを保有している間の含み損や、日々積み重なるスワップコストは、この計算に含まれません。塩漬けポジションを持ち続けていても、決済するまではキャッシュバックが新たに発生することはなく、含み損やスワップコストを穴埋めしてくれるわけでもない点に注意してください。

キャッシュバックとの関係

キャッシュバックは、決済済みの取引に対する還元です。塩漬けポジションのように保有を続けているだけの取引には発生せず、含み損やスワップコストの負担を軽くする効果もありません。取引コストの一部を還元する仕組みとして、決済後の実績にもとづいて受け取るものと理解しておくことが大切です。

CB-Dogsのキャッシュバックは、ブローカーからCB-Dogsに報酬が支払われたあとで残高に反映され、確認期間(XMは反映から7日)を過ぎるとUSDT(TRC20)で出金できます。XMの場合、取引から出金可能になるまでの目安はおよそ3〜4週間です(保証ではなく目安です)。出金は最低10 USDTから、1回の出金が50 USDT未満なら3 USDTの手数料、50 USDT以上なら無料です。

口座タイプごとの最新の還元率は次の表で確認できます。ご自分の取引量での受取額はキャッシュバック計算機で試算できます。

口座タイプ還元額 / ロット (USDT)
スタンダード手数料無料のスプレッド型口座です。9.0
マイクロ還元額は、マイクロロット10万通貨相当あたりで計算されます(スタンダードと同じロット単価を、マイクロロットの単位に換算したものです)。9.0
ウルトラローよりタイトなスプレッドの、手数料無料口座です。3.0
KIWAMI極一部地域で提供される、スプレッドをさらに抑えた口座タイプです。6.0
ゼロ手数料型口座です。還元額はスプレッドとは別に上乗せでお支払いするもので、お客様が支払う取引手数料には影響しません。4.5

暫定レート

よくある質問

含み損を抱えたポジションを、損切りの判断をしないまま長期間保有し続けている状態を指す俗称です。特定の取引ルールの名前ではありません。

まとめ

含み損ポジション(塩漬け)を放置すると、値動きによる評価損とは別に、保有日数に応じてスワップコストが積み重なり、証拠金が拘束される機会コストも発生します。キャッシュバックは決済済みの取引量にもとづく還元であり、保有中の含み損やスワップコストを相殺するものではない点を理解しておきましょう。ご利用の条件は対象となる方・対象外の国で確認できます。

リスク警告: FX・CFD 取引には元本を失う高いリスクがあります。キャッシュバックは取引損失を補うものではありません。本記事は投資助言ではありません。

← 記事一覧