XMのロスカット水準は20%|マージンコール50%と証拠金維持率の計算、ロスカットまでの距離
XMTradingの公式サイトでは、全口座タイプ(スタンダード・マイクロ・ゼロ・KIWAMI極)でマージンコールは証拠金維持率50%、ロスカットは20%と案内されています。マイナス残高リセットがあり、入金額以上の損失は発生しないとされています。ロスカットまでの距離は、残高とロット数で大きく変わります。
CB-Dogs編集部約8分で読めます
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目次
「XM ロスカット」で調べると、「20%」「50%」といった数字が出てきますが、何の割合なのか、どのくらい値が動いたらロスカットになるのかがわかりにくいものです。この記事では、XMTradingの公式サイトで案内されているロスカット・マージンコールの水準と、証拠金維持率の計算、ロスカットまでの距離の見積もり方を、仮の数字で解説します。
証拠金維持率やロスカットの一般的な計算方法は、海外FXの必要証拠金・証拠金維持率・ロスカットの計算方法で扱っています。この記事は、XMTradingの条件に当てはめた内容に絞っています。
この記事のポイント
- XMTradingの公式サイトでは、全口座タイプでマージンコールは証拠金維持率50%、ロスカットは20%と案内されています
- 証拠金維持率(%)は、有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100で計算します
- ロスカットまでの距離は、残高とロット数でほぼ決まります。レバレッジが高くても、ロットを大きくすれば距離は短くなります
- マイナス残高リセットがあり、入金額以上の損失は発生しないとされています。ただし、ロスカットの約定価格が保証されるわけではありません
- 両建ては同一口座内なら可能です。FX・ゴールド・シルバーの両建て部分は必要証拠金がゼロとされています
結論:XMTradingの水準は「マージンコール50%、ロスカット20%」
XMTradingの公式サイト(口座タイプのページ)によると、次の水準は4つの口座タイプで共通です。
| 項目 | スタンダード | マイクロ | ゼロ | KIWAMI極 |
|---|---|---|---|---|
| マージンコール | 50% | 50% | 50% | 50% |
| ロスカット | 20% | 20% | 20% | 20% |
| 最大レバレッジ | 1000倍 | 1000倍 | 500倍 | 1000倍 |
| 最低入金額 | 5ドル | 5ドル | 5ドル | 5ドル |
出典:XMTradingの公式サイト「口座タイプ」のページ(2026年10月3日確認)。条件は変更されることがあるため、口座を開設する前に最新の情報を公式サイトで確認してください。
つまり、**証拠金維持率が50%を下回るとマージンコール(警告の水準)、20%を下回るとロスカット(ポジションの強制決済)**という考え方になります。なお、最大レバレッジは、有効証拠金の額によって区分される場合があります。詳しくはXMのレバレッジ制限をご覧ください。
証拠金維持率の計算
証拠金維持率は、次の式で計算します。
証拠金維持率(%)= 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
- 有効証拠金:口座残高 ± 含み損益(スワップなどを含む)
- 必要証拠金:ポジションを持つために確保される金額。取引額 ÷ レバレッジで計算し、口座通貨に換算します
含み損が増えると有効証拠金が減り、維持率が下がります。ポジションを増やせば必要証拠金が増えるため、これも維持率を下げる要因です。複数のポジションを持っている場合は、必要証拠金の合計で計算します。
計算例(仮の数字):FXの場合
スタンダード口座(口座通貨は米ドル)で、EUR/USDを買う場合を考えます。
- 口座残高:2,000ドル
- EUR/USDのレート:1.10(仮)
- レバレッジ:1000倍(有効証拠金が5〜40,000ドルの範囲の最大値)
- 1ロット = 10万通貨、1pipの価値 = 1ロットあたり10ドル(スプレッドとスワップは計算に含めない)
ロット数が違うと、ロスカットまでの距離がどう変わるかを比べてみます。
| 条件(仮の数字) | 0.5ロット | 5ロット |
|---|---|---|
| 必要証拠金 | 55ドル | 550ドル |
| 新規直後の証拠金維持率 | 約3,636% | 約364% |
| マージンコール(維持率50%)になる有効証拠金 | 27.5ドル | 275ドル |
| ロスカット(維持率20%)になる有効証拠金 | 11ドル | 110ドル |
| ロスカットまでに耐えられる含み損 | 1,989ドル | 1,890ドル |
| 1pipの価値 | 5ドル | 50ドル |
| ロスカットまでの値幅 | 約398pips | 約38pips |
計算の例として、5ロットのロスカットまでの値幅は次のとおりです。
- 必要証拠金:5ロット × 11万ドル ÷ 1000 = 550ドル
- ロスカットになる有効証拠金:550ドル × 20% = 110ドル
- 耐えられる含み損:2,000 − 110 = 1,890ドル
- 値幅:1,890 ÷ 50 = 約37.8pips
ロスカットまでの距離は、おおまかに次の式で見積もれます。
ロスカットまでの値幅(pips)=(残高 − 必要証拠金 × 20%)÷(1pipの価値 × ロット数)
レバレッジが高いと必要証拠金が小さいので、式の分子はほぼ「残高」になります。つまり、距離を決めるのは、残高とロット数です。ロットの決め方はロット数の計算と許容損失も参考になります。
計算例(仮の数字):ゴールドの場合
ゼロ口座(最大レバレッジ500倍)で、ゴールドを買う場合です。
- 口座残高:1,000ドル
- ゴールドの価格:4,000ドル(仮)
- 0.1ロット = 10オンス(1ロット=100オンスとして)、取引額は4万ドル
- レバレッジ:500倍(ゼロ口座の最大値)
- 必要証拠金:40,000 ÷ 500 = 80ドル、新規直後の維持率は1,250%
| 状態(仮の数字) | 有効証拠金 | 証拠金維持率 | 価格の下落幅 |
|---|---|---|---|
| 新規直後 | 1,000ドル | 1,250% | 0ドル |
| マージンコール(50%) | 40ドル | 50% | 96ドル(4,000ドルから3,904ドルへ) |
| ロスカット(20%) | 16ドル | 20% | 98.4ドル(4,000ドルから約3,901.6ドルへ) |
1ドルの値動きで、0.1ロットの損益は10ドル動きます。これは小さいロットの例ですが、ロットを1ロットにすると、同じ残高ではロスカットまでの値幅が約8ドル(約12分の1)になります。ゴールドは1ロットの取引額が大きく、必要証拠金も大きくなります。詳しくはゴールド(XAUUSD)の必要証拠金で解説しています。
マージンコールとロスカットの違い
- マージンコール(50%):維持率が下がったことを知らせる警告の水準です。ポジションの決済や入金など、対応を考えるタイミングになります
- ロスカット(20%):維持率がこの水準を下回ると、ポジションが強制的に決済される水準です
警告の水準と強制決済の水準の間には、維持率で30ポイントの差しかありません。上の5ロットの例では、マージンコールからロスカットまでの含み損の差は、1,725ドルと1,890ドルの差の165ドル(約3.3pips)です。相場が速く動くと、警告を見てから対応する時間がないことがあります。
マイナス残高リセット:入金額以上の損失は発生しない
XMTradingの公式ヘルプセンターによると、マイナス残高リセット(ゼロカット)が全顧客に提供されており、入金額以上の損失は発生しないとされています。
ただし、次の点は理解しておく必要があります。
- ロスカットは、決済価格を保証する仕組みではありません。相場が急に動くと、ロスカット水準で決済されず、より不利な価格で約定することがあります。経済指標の発表時や、週末の窓開けのときに起きやすい現象です(週末の窓開けのリスク、経済指標の発表時のスプレッド)
- マイナス残高リセットは、損失がなくなる仕組みではなく、口座残高がマイナスになった部分を取り消す仕組みです。入金した資金は失われます
- ロスカットとゼロカットの違いの一般論と、規約で確認したい点はロスカットとゼロカットの違いで解説しています
両建てと証拠金維持率
XMTradingの公式サイトでは、両建て(同じ通貨ペアで買いと売りを同時に持つこと)は同一口座内であれば可能とされています。2つの口座をまたいだ両建ては、対象外です。また、FX・ゴールド・シルバーの両建てポジションは、両建て部分の必要証拠金がゼロとされています。
ここで誤解しやすい点があります。
- 両建てをしても、すでに出ている含み損は消えません。含み損は有効証拠金から引かれたままで、維持率の分母になる必要証拠金が減るだけです
- 両建て部分の必要証拠金がゼロでも、スプレッドなどのコストは両方のポジションに発生します
- 両建てを解消するときは、片方を決済することになり、そのタイミングの値動きしだいで損益が変わります
なお、両建てはキャッシュバックの対象外になる場合があります。扱いはブローカーやIBによって異なるため、両建てとキャッシュバックで確認してください。
ロスカットを避けるためにできること
- ロット数を、ロスカットまでの値幅から逆算して決める:上の式で、自分の残高とロット数で何pips(何ドル)耐えられるかを、取引前に確認します
- 余裕資金を入れておく:有効証拠金が増えれば、ロスカットまでの距離も長くなります
- 損切りの注文を入れておく:ロスカットより前に、自分で決めた水準で決済できます。ただし、窓開けやスリッページでは、約定価格がずれることがあります
- レバレッジの区分を確認する:有効証拠金の額によって最大レバレッジが変わるため、必要証拠金も変わります
- 口座タイプを確認する:ゼロ口座の最大レバレッジは500倍で、ほかの口座は1000倍です。口座タイプの比較はXM口座タイプ完全比較で確認できます
ロスカットされた取引とキャッシュバック
CB-Dogsのキャッシュバックは、XMTradingから実際に支払われたIB報酬の60%を、USDT(TRC20)でお支払いするものです。キャッシュバックの計算は、XMTradingが報告するロット数に基づきます。ロスカットで決済された取引についても、XMTradingが報告するロット数に含まれる分は、通常の取引と同じ考え方で計算に入ります。ただし、最低保有時間などの条件を満たさない取引は対象外になることがあり、ブローカーが規約違反と判断して報酬を取り消した場合は、キャッシュバックも取り消されます。
キャッシュバックは取引コストの一部が戻る仕組みで、ロスカットによる損失を補填するものではありません。現在の還元額は次の表で確認できます。
| 口座タイプ | 還元額 / ロット (USDT) |
|---|---|
| スタンダード手数料無料のスプレッド型口座です。 | 9.0 |
| マイクロ還元額は、マイクロロット10万通貨相当あたりで計算されます(スタンダードと同じロット単価を、マイクロロットの単位に換算したものです)。 | 9.0 |
| KIWAMI極一部地域で提供される、スプレッドをさらに抑えた口座タイプです。 | 6.0 |
| ゼロ手数料型口座です。還元額はスプレッドとは別に上乗せでお支払いするもので、お客様が支払う取引手数料には影響しません。 | 4.5 |
暫定レート
1標準ロット = 基軸通貨10万通貨です。
手数料無料ラインの適用有無を確認するための項目です。
適用レート
1ロットあたり 9.0 USDT(約0.90pips相当)
月間の推定還元額
90.0 USDT
年間の推定還元額
1080.0 USDT
今 100 USDTを出金した場合
50 USDT以上のため、手数料はかかりません。
受取額: 100.0 USDT
この結果は、暫定レートと入力された取引量に基づく試算です。将来の還元額を保証するものではなく、対象外取引は考慮されていません。
よくある質問
XMTradingの公式サイトでは、全口座タイプ(スタンダード・マイクロ・ゼロ・KIWAMI極)で、ロスカットは証拠金維持率20%、マージンコールは50%と案内されています。条件は変更されることがあるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。
まとめ
XMTradingでは、全口座タイプでマージンコールが証拠金維持率50%、ロスカットが20%です。ロスカットまでの距離は、レバレッジの高さではなく、残高とロット数でほぼ決まります。取引の前に「(残高 − 必要証拠金 × 20%)÷(1pipの価値 × ロット数)」で、自分のロット数で何pips耐えられるかを確認しておくと、想定外の強制決済を避けやすくなります。XMTradingの口座タイプ別の条件はXMの還元率・口座タイプ一覧で確認できます。
リスク警告: FX・CFD 取引には元本を失う高いリスクがあります。キャッシュバックは取引損失を補うものではありません。本記事は投資助言ではありません。
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